ルーミア「私ね、りんかを食べようとした」
ルーミア「本当は食べたくないのに、ずっと一緒にいたいのに!」

懺悔をする、罪人のように。ルーミアは言った。

ルーミア「私は、りんかを食べようとしたの…」

慧音先生が言っていた、ルーミアの消失の危険。
ルーミアの妖怪としての本能が、ボクを食べさせようとしたのだろう。
だとしたら、それはボクの責任だ。ボクが、ルーミアを変えてしまったのかもしれない。
その存在意義に背いた、人を食べない妖怪へと。
そして、ルーミアは本来の姿へ戻ろうとしてる。もっとも身近な人を食べることで。

カリンカ「そっか…」

でも、だからって、それが。ルーミアを嫌いになる理由になんてなり得ない。
ボクのせいで、ルーミアがこんなにも辛い思いをしてしまっている。
ルーミアが辛そうにしているのを見るのは嫌だ。それは、ルーミアが好きだから。

カリンカ「ルーミア、大好きだよ」