久しぶりの学校。それはつまりルーミアと離れる時間という意味で。
ボクが扉を開けると、すでに帰宅していたルーミアが

ルーミア「りんかぁぁぁぁぁぁあああああ!!!」

と、飛びついてくる。この様子も、久しぶりとなっていた。
ボクはルーミアを受け止め、くるりと一回転。ルーミアの唇に軽くキスをした。

カリンカ「そだ、ルーミア。散歩しようよ」
ルーミア「うん!どこいく~?」

ってな会話をして、幻想郷の向日葵畑の道を行くことに。
手をつないで一面の黄色の中を歩く2人は、自分で言うのもなんだが中々様になっていると思う。

ルーミア「ねぇりんかぁ」
カリンカ「ん?なぁに?」
ルーミア「ヒマワリって、お日さまのほうをむくんだよね?」
カリンカ「そう言われてるけど、何かこっち見てるね」
ルーミア「でも、お日さまはあっちにあるよ?」
カリンカ「向日葵がこっち向いてるのはね――――――」

向日葵は、ボクのとなりの暗闇の太陽に見惚れているように思えた。