夕暮れの空を、ふたり歩く。
たまに飛ぶ星蓮船の描く飛行機雲。
朱に染まる空や雲を見上げながらの帰り道。
両手を広げてルーミアはご機嫌に進む。
その姿を追いかける。

突然その影は立ち止まり、こちらを振り向いた。
上機嫌な声音でルーミアは呼ぶ。
たった2人の帰り道。
長くて遠い道を歩き続ける。