なんか少女はぼくっ娘…なのかな?

物語は、まだ続いているのでした。
そして少女は、彼に迷惑を掛けまいと彼と関わることをやめました。
そして彼は、向こうがそうするなら関わる必要は無い。と2人は距離を置きました。
少女は前に、彼に言いました。
「君といる時が一番しあわせ」と「君が必要なの」と。
しかし彼が見る限り、彼と関わることをやめた少女は、以前より笑顔が増えていました。
「なんだ、全て嘘じゃないか」、「ボクがいない方が幸せそうだ」。
だから、彼は怒りを感じたのです。
幸せ、必要、好き。それは全て嘘だった。愛してるなんて、そんな嘘を通そうとしているのか、と。

あるとき少女は、彼の知人の大勢の前で彼に言いました。
「君に言いたいことが三つほどある」
そして少女は彼に、ここで言うか、人気の無いところで言うかと問い、
彼は少女のしたいほうでいいと答え、人気の無いところへ行くことになりました。
そこで少女は言いました。
「ぼくは君の事が好き。君にはぼくが君を愛してるようには見えないの?」
彼の答えは簡潔でした。
「見えないね」
「どうして解ってくれないの?」と問えば
「結局ボクに解らないなら愛されてないようなものでしょ?で、二つ目は?」
「ボクは迷惑?」と聞いてみれば
「前に話したよね。早くしてくれ」と返す。

少女が三つ目の質問をしました。
「君は、ボクのこと嫌い?」
彼は言いました。
「君は邪魔だよ」

彼は、もういいよね。と帰ろうとしましたが、少女は彼の服を掴み放しません。

少女は失態を犯しました。

追記。忘れてた、
彼が思う笑顔が増えたこと。
あれは彼と会話できないのが辛いから、せめて楽しいことをしていないとってことだそうで。
で、彼は「何だ、その程度で耐えられるものだったのか」とのこと。