新たなる脅威出現!
新怪人〈スライマン〉です。
見ての通り〈スライム〉または〈ブロブ〉がモチーフ。
惑星ジェルダから来訪した原始生命体〈ブロブ〉が地球にて突然進化を果たし、更には人間社会へと潜伏する内に高度知性と自我を育み、やがて人型と成った怪人です。
もちろん変幻自在な性質に在り、厄介にして不気味な怪物。
着想(ネーミングも)は、だいぶ以前から脳内にありましたね……ブロブ美少女〝ラムス:小説『FSF:vs,SJK』〟よりは後だけど。
というか、その〝ラムス〟から「このコンセプトをそのまま〈怪人〉でやったら面白くね?」と思ったのがキッカケ。
だから脳内着想自体は、かなり前になります。
ですが、諸々の懸念点から『形』とするのを足踏みしていたのですよ。
ひとつめが『ビジュアル化手腕に自信が無かった』という事。
相当特異な形態ですからね。
不定形ゲル生命体(アメーバ形態)特有の透過デロデロ感を強調しながらも、人間型として固有ラインを形成しなければならない……おまけに〈怪人キャラクター〉ならば本来備わっていない顔部(目鼻)は必須です。
うん、すごく矛盾した条件。
しかも〝ラムス〟と違って〝アニメ調〟ではなく〝実写調〟にしなければならない。
コレを具現化する自信に無かった(着想当時はデジ絵ビギナーでしたし)。
ふたつめが『どの作品に据えるか』……コレは現在も悩み種で直前まで模索しました。
前提として〈スライム〉か〈ブロブ:宇宙アメーバ〉で異なる……という事は定義の舵切り如何で変わる……というか〝両性質〟を内包しているので、ぶっちゃけドチラの路線にも出せる。
多岐的過ぎるのですよ。
仮に〈スライム〉ならファンタジーモンスターとして『幻装戦隊エルファンサー』に出せるし、ホラーモンスター感を強調するならば『魔戒戦隊エクスロア』の方にも出せる。魔法生物として扱うなら『魔術特捜アルカナン』でも行ける。
一方で〈ブロブ:SFモンスター〉ならば『未確認戦隊ユーフォリナー』に出せますし『ギガレイスディア』でも行ける。
またビジュアルから鑑みれば『アメコミ的設定』に纏めれば『キャプテンバーガー』にも据えられます。
非常に多岐的性質に在り、それが逆に足枷となっていた。
結局は『総ての作品』に無理なく出せるように〈フリーディムヴィラン〉所属と落ち着きました。
これだけの変幻自在な多面性を持つキャラクターは非常に魅力的ですし、そうなると『特定作品のみ』というのは惜しく感じたので。
また、どう見ても〝キグルミ〟というよりは〝CG〟で表現されるであろうキャラクターですから、そうなると『日本特撮路線』に〝当たり前〟とばかりに据えるのは〝浮く〟でしょうから。
まぁ、これならば〈凰太郎戦隊〉とも〈キャプテンバーガー〉とも交える事ができます。
※豆知識
背景が『ファンタジー』か『SF』かだけで形態や性質に差が無い〈スライム〉と〈ブロブ〉……一般認知では圧倒的に〈スライム〉であり〈ブロブ〉の方は〝知る人ぞ知る〟的なマニアックなマイナー度に在ります。
しかしながら、実は〝元祖〟は〈ブロブ〉の方。
昭和後期~平成初期には『テーブルトークRPG』ブームであり、その背景にて数多くの〈モンスター〉が新生改変を(意図的に)為されました。
例えば〈ドラゴン〉〈エルフ〉〈獣人〉など容姿や性質や定義を変えられたモンスターも多いです。
そうした中で通俗サブカルから〈ファンタジーモンスター〉とアレンジ変換されたモンスターもいます。
例えば〈フランケンシュタインの怪物〉は〈フレッシュゴーレム:肉素材ゴーレム〉と変換され、SFホラーコメディ映画『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の〈オードリージュニア/オードリーⅡ〉は〈マンイーター〉とリファインが為された。
この〈ブロブ/スライム〉も、その事象。
この処置は『版権キャラクター』を〈ファンタジーゲームモンスター〉とする事で〝著作権フリーのシェアモンスター〟と定着させるべくゲーム嗜好層発信で意図的に為されたもの……なのですが、原典に疎い一般層は『正統伝承』と勘違いしたままに流布して今日に至ります(これは『ユニバーサルモンスター映画』と同じ誤認風潮)。
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