デザイン面では、かなり試行錯誤に腐心しましたね……なかなか方向性が舵切れずに。
というのも〈コウモリ〉は〈悪魔〉とも共通意匠であり、そちらの方には既に〈デビルマン〉〈ザビタン:『アクマイザー3』〉という代名詞的キャラクターが存在しているからです(平成期には吸血鬼モチーフとして〈仮面ライダーキバ〉も登場しました)。
こうした既存背景から〈コウモリ〉をモチーフにすると、どうしても多くの人(殊にオタ嗜好ビギナー)からは「あ、デビルマンだ」「あ、ザビタンだ」とされがちなんですが……いや、漠然とした脳内イメージ先行だけで言う前によく比較に見てから言って?www
こうした先入観による決め付け事象は〝とりあえずアマ創作に対するツッコミ〟の常のようで、例えば『モンスターイラスト:半魚人』とかでも「あ、悪魔超人アトランティス(『キン肉マン』)だ!」と言われたりね?
むしろ意図的に寄せている時は公言していますから(例えば〈アレック・ルゥ将軍〉や〈汎用戦闘員〉等)。
で、まぁ、愚痴はともかくとして……そうした意向から最初期は〈コウモリ〉ではなく、ダイレクトに〈ドラキュラ伯爵〉を仮面化していました。
映画で演じられた〝ベラ・ルゴシ〟や〝クリストファー・リー〟の像ですね。
つまり〝オールバックおじさん〟をモチーフとしていたのです。
この頃は〈ゴーグルタイプ〉ではなくて『バトルフィーバーJ』のような〈人面型〉にする意向でした。
私自身が好きなのもありますが、このタイプは『戦隊』のみならず特撮ヒーロー史自体にいなくなって久しい(特撮黄金期には『人造人間キカイダー』『イナズマン』『ロボット刑事K』と殊更〈石ノ森ヒーロー〉の定番でした)。
それに〈西洋妖怪:クラシックモンスター〉の場合は〈ドラキュラ伯爵〉〈フランケンシュタインの怪物〉〈ミイラ男〉と殊更に人面直球が多いので、デスマスク風に硬質仮面化すれば上手く融合すると思ったのです。
ですが、どうしても脳内目算通りにはなりませんでした。
スーパーヒーロー然とした〝カッコよさ〟に纏まらない。
散々模索に描いても為す術無く途方に暮れ、致し方無く〈コウモリ〉モチーフと折れた経緯にあります。
この辺りの模索経緯は額部~頭頂部をよく分析すると〝オールバックの名残意匠〟が残されている事に気付けると思います(生え際ラインとか)。
胴体は胸部に〈魔物の目〉を据え、腹部を口とする事で〝モチーフモンスターの魔性本質〉を現しています。
まぁ、これも〈魔将軍ザンニン:『デビルマン』〉及び〈妖将軍ムザン:『デビルマン』〉の混合を彷彿させる意匠になってしまいましたが……着想は、それこそ〈妖滅戦隊カルマージャ〉との対比で、彼等がヘルメット意匠に〈妖怪本質〉を落としていますから〈魔戒戦隊エクスロア〉の場合はボディかな……と(ヘルメット冠部には落とせなくなりましたから)。
このように成立まではかなり試行錯誤しましたが、この〈ブラドロア〉で方向性が定まると、残りのメンバーはかなり楽に完成しましたね。
何にせよ今回の『創作裏話』にて
「アマ創作とはいえガチ熱に模索するとなれば、安直にやってるワケでも、模倣程度で楽に生み出せるワケでもないねん!」
ってのが伝われば幸いですwww
凰太郎キャラクターのデータファイルは外部コンテンツ『凰太郎WORLD~CHARACTER FILE~』にて纏めておりますので、そちらも御覧頂けますと嬉しいです。
尚、一部キャラクターは展開待機にて未収録となっている場合がありますので御了承下さい。
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