私が高校塾から幼児教育に転向して半年ほど経ってから、

福岡県の委託事業を9ヶ月間受けることになりました。

県の意向はこうです。

「貧困の連鎖を断ち切るためには学力向上が必須で、

そのためには幼児期の基本的生活習慣の習得が大切である。

幼児の保護者対象にその啓発を行ってほしい。」でした。

私は手伝ってくれるスタッフを探さなければなりません。

私はあるボランティア講習会で偶然となり合わせた

場違いな感じの茶髪のお姉ちゃんに声をかけました。



お姉ちゃんは、「はい、やりたいです。」と

興味を示してくれました。

それが後に私たち親子と密接な関係になる

香織ちゃんとの出会いでした。




香織ちゃんは、「私、おじいちゃんを産みたい。」や

「みーんなまるごとで一つ」など私には意味不明な

ぶっとび発言を繰り返す人でした。


中国の大学を出てタイでプチ修業をして、

世界各地を旅してまわり、

人々のために役立ちたいと考えている

スケールの大きな女性です。

人の輪の中で育ち、明るい光にさんさんと照らされてきた人で、

ポポとはまるっきり違うタイプに見えました。


そんな二人が、私のマセドスイーツ(お菓子作り&ちょっぴり算数)

講座のための実写をしてくれることになりました。


ポポは算数大嫌いのママ役です。

香織ちゃんはなんでも知りたがり坊やのピカ役です。
























なんとも楽しそうな二人でした。

<つづく>