おはようございます。

基本的生活リズム冊子『レペテの毎日』を書いた私ですが、その実態は?

ということで今日はトイレトレーニングです。




トイレトレーニングはどこのご家庭でも大変な作業です。

季節的なものもありますが、独自の時間の中に生きる我が家の

娘の時にはとても苦労しました。

私は算数教育で割合の概念を教えるとき、人は未知なものを分

かろうとするとき既知のものと比較する事で分かろうとすると

説明します。

子育てにおいても我が子の立ち位置を早く知りたくて、

標準体重と比べたり同じ月齢の子と比較して一喜一憂するもの

だとしています。

つまり比較は親の未知に対する不安感からきているので仕方

ないことだと思うのです。

多くの育児書はよそのお子さんと比較してはいけませんと

書いています。

でもそれができれば子育ていや生きることが楽にできるのに

実際はそう簡単にはいきません。

いつまでこのうんち処理が続くのかといった不満に似た不安は

当事者しか分かりません。

公園に行くと同じような年齢の子のお尻をみてしまいます。

「先にやられた¬¬¬ぁ、もうオムツがとれているぅ」

そんな時、娘がトイレトレーニングに失敗すると強く怒って

しまうのでした。


しかし弟の時はそれほど神経質になりませんでした。

やはり苦労しても最終的にはオムツがとれる日がくるという事を

娘で体験したからだと思います。

やはり世の中は体験に勝る物はないのですね。


私が高校生の数学塾をしている時、とにかく時間をかけて

自分で問題を解かせていました。

基本的な問題をじっくり自分で解かせていくと、

最終的にはとても難しい問題を解けるようになるのです。

最初から正解を教えていくと、その生徒は正解を暗記すること

だけに終始して勉強量が膨大になります。

しかしたとえ多くの量をこなしても自分で説いたという

経験がないので、試験では初見の問題がでたらどうしようと

いつも不安でいっぱいです。

やはり自分で解けたという体験の積み重ねこそがとても

重要なのです。(←これほんとポイントですよ。このコツさえ

知っていれば、塾に行かせる必要はありません。)

しかし今の高校生の現実は繰り返し学習による正解暗記型の

勉強法が主流です。

基本的な問題をじっくり解く余裕はなく進度が早いためです。

学習が始まる小学生のうちから自分で考えて分からないことを

放置しないという態度がとても大切になりますね。

ちょっと仕事の話が入ってまじめになったけど、

まあ、一人目のトイレトレーニングでイライラしているそこの

お母さん。

あなたのイライラはとても正当な怒りですからね。

自分を責めないでくださいね。

<おしまい>