ベッティナ・ランス展に続き、同所にて「夜明け前 知られざる日本写真開拓史 四国・九州・沖縄編」を鑑賞。

幕末期に我が国に導入された写真術の受容と発展の過程を実物の古写真の展示で紹介していました。

私が今まで見たことのない古写真が多数あって、興奮してしまいました。軽い躁状態だったかも、、、

サブタイトルにもあるように今回は四国、九州、沖縄博物館や教育委員会等で管理してある古写真を本展にあわせ、特別に借り受けてきたものも多くあり、初公開となる作品、資料も含まれています。関係者の尽力には頭が下がる思いです。

展示作品は上野彦馬を始めとした所謂写真師と呼ばれる人達の写真が殆どでした。当時の写真術が化学の知見と撮影技術を必要とした特殊技能に類するものだった事がわかります。古写真の時代イコール写真師の時代と言ってもよいかもしれません。

写真を趣味とする人達(アマチュア写真家)が現れ、其の一部が写真術を芸術の域に高めていくのは暫く後の事になります。また、其の様な時代の写真は「古写真」とは呼ばれなくなります。尤も「古写真」の定義が曖昧なので私見に過ぎませんが。

話が逸れました。展示品の中には日本最古の写真である島津斉彬像や元老西園寺公望の断髪前の丁髷姿等の貴重な写真の実物が見られたのは大変貴重な体験でした。