本日、オリンパスギャラリーにて開催中の「写真家藤井秀樹回顧展」を鑑賞。


氏の生前の代表作がモノクロプリント、カラープリント、印画紙以外の素材に焼き付けたプリント作品の順に展示されていました。


モノクロ作品は商業広告向けのポートレートや、野島康三の様に対象を凝視した重厚な肖像、ピクトリアリズム的作品も有りで幅の広さを感じました。


カラー作品では、女性の体にペイントを施し緻密なライティングと計算しつくされた構図で作りこまれた作品が印象的でした。この色彩感覚、美的センスは圧巻。


他には段ボールに焼き付けた後にペイント着彩した作品、和紙に焼き付けた作品に惹かれました。これらは「写真」の概念を超えているのではないかとさえ思いました。いかなる言葉を以て表現したらよいものか、私の表現力の稚拙を恨むより他ありません。ともあれ、独特のテクスチャと色彩は写真とも絵画ともつかないもので、藤井秀樹にのみ可能な表現手段としか言えないですね。


スター写真家として活躍していた藤井氏が鬼籍に入られた今、失ったものの大なるを思わずにはいられません。


本展は私にとって衝撃的な写真展でした。






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http://olympus-imaging.jp/event_campaign/event/photo_exhibition/110428_fujii/