一昨日観に行った写真展の感想など、、、
六本木をあとにして新宿へ移動。
ニコンサロンbis新宿で「2011東日本読売写真クラブ連合展」を鑑賞。
出展者が多いので、必然的に多くのテーマ、被写体、撮影技法、作風に触れる事になります。
写真に対する考え方の幅が拡がるというか、気付きを与えられるのがこの手の写真展の良い所。
皆さんお上手でした。
次に同じフロアーの新宿ニコンサロンで「中筋純写真展 黙示録チェルノブイリ再生の春」を鑑賞。
25年前の事故後、ゴーストタウン化したチェルノブイリの現在の姿を克明に記録した衝撃的な写真展です。
福島第一原子力発電所が周知の通りの状態の現在、良くも悪くもタイムリーとしか言いようがありません。それ故、本展を開催するべきか逡巡があったと冒頭挨拶文にありました。よく解かります。私は本展作品が原子力発電問題の啓発に成り得る力を持っていると感じているので、開催に賛同するものであります。
中筋純氏は廃墟の撮影で有名な写真家。写真集も出しているのでご存じかもしれないですね。
作品は主を失った家、埃を被った家具、使われることのない道具、傾きかけた銅像等々、過ぎ去った時間が如何に空虚であったかを思わせ切なくなります。
約40点の展示作品中、人間が映っているものが2点しかないのがあの事故の重大なるを雄弁に物語っているように感じました。福島が此の様な事に成らないよう祈らずにはいられません。
次は新宿センタービルのペンタックスフォーラムで「太田有美子写真展 こころからの贈り物」を鑑賞。
花、草、虫、等の被写体を柔らかなフォーカスと独特の色彩で表現した作風が特徴的でした。
被写体を擬人化したキャプションも秀逸で作者のセンスが窺えます。
展示作品を貫く世界観が心地良く、見ていて楽しい気分に浸れる写真展でした。