先程帰宅し、写真展の余韻を楽しんでいます。
図録を購入したので
久々にビールでも飲みながら、写真鑑賞と
洒落こみますか。
先程のエントリーに若干誤解を招きかねない
記述があったので
補足しておきます。植田と土門の関係について
です。恐らく二人の関係は
生涯にわたって良かったのではないかと推測
します。絶対非演出の
絶対スナップ、カメラとモチーフの直結、を信条とした
土門をして「全てが計算しつくされた
面白さ」と絶賛せしめたのが植田の「演出写真」でした。
後年、植田は砂丘を
舞台に土門をモデルにした写真を撮影していますが
実にいいんです。土門の表情が。
お互いを認め合った巨匠同士の良好な関係が見て取れる
ものです。
そういえば先日、テレビで俳優の石橋凌が面白い
エピソードを語っていました。
彼の結婚記念の写真を植田に依頼したところ、快諾を得て
いざ、鳥取砂丘へ向かったまでは
良かったのだが、自分が着る服をバスに置き忘れてしまい、
かなりの時間植田をはじめ
仲人の松田優作、美由紀夫妻、まだ幼かった松田龍平を
砂丘で待たせてしまった
というのです。ひたすら恐縮する石橋に植田も松田も嫌な
顔をせず待ってくれた
というお話。植田正治、松田優作の人柄が偲ばれる
エピソードだと思いませんか。
福山雅治も植田に心酔するひとりです。1994年、植田81才の
時、福山のCDのジャケ写を
撮影しています。芸能界カメラ通として有名な福山ですが
彼の写真は植田の影響を
受けているのか、気になるところです。
昨日の新山清、本日の植田正治、本物を鑑賞する重要性を
痛感した二日間でした。