「売主様に聞くこと」の続きです。
今回は、初めての大規模修繕工事は行ったのですか?についてです。
これについては、後でも調査できるので“軽く”聞く程度です。
前回同様、モデル物件を「総戸数50戸、築12年、売主様は分譲当初から住んでいる。」と仮定します。
早速、予想される売主様の回答と追加の質問です。
1.はい、行いました。
①いつ、行いましたか?
直近に行われていれば、建物もリフレッシュしたばかりなので快適です。
②修繕積立金は足りましたか?
足りた場合は問題ありません。注意しなければならないのは、足らなかったという回答です。この場合、「各区分所有者が一時金を負担することにより解決した。」、または「管理組合で借り入れを行い、その返済のため当分の間、修繕積立金が割り増しになった。」という措置をとっています。
いずれにせよ、デベロッパーが立案した長期修繕計画が甘かったということになります。
2.いいえ、まだです。
築12年であれば、初めての大規模修繕工事の計画が具体的になっている時期です。修繕工事検討委員会や理事会が頻繁に開催されているはずです。
これについては後ほどヒアリングするとして、売主様への質問はひとまず終了します。
今回のポイントです。
初めての大規模修繕工事に資金ショートしたようなマンションは、管理組合が主体的に活動しているとはいえません。それはそれで組合員としては楽なのですが、2回目の大規模修繕に向けて積立金のアップ等が懸念されます。
やはり、「初めての大規模修繕工事を当初の修繕計画通り無事終えている。」、または「大規模修繕工事に入る予定だが資金ショートのような問題はない。」というマンションが理想ですね。
(頭書画像のマンションと本文とは、一切関係ありません。)
