夏休みに突入しましたね!
今年の夏休みは、娘も息子も学校見学が目白押しです
娘の高校受験の時には行けなかったけど、息子は何校行くのかな~。
子どもが小学生の頃、長い夏休みどうやって過ごそうなどと悩ましく思った時もありました。
娘も息子も、4~5日くらい親から離れて過ごすサマーキャンプに参加させたことがあります。それぞれ、参加した年も主催先も違うのですが、知り合いが誰もいないところへ一人で参加させました。
今は、そういった活動もなかなか難しいですよね
一度、そういうのに参加したので平気になったのか、
長期プログラムにも参加したいと言い出した娘は、小学6年生の時、
市村自然塾九州
というところに通っていました。
市村自然塾関東というのもあるらしいです。
市村自然塾とは、
「生きる力を大地から学ぶ」を基本理念とした子どもたちの健全育成、成長を支援する特定非営利活動法人(NPO法人)で、農業体験活動、自然体験活動、共同生活の3つを柱に、子どもたちの規律、自主性、創造性などの資質を育む場です。
今は日程などが違うようですが、
当時は、3月末から12月初めまでの隔週で、金曜の夕方から日曜の昼まで、二泊三日の活動を18回行っていました。
隔週である理由は、男子と女子が交互に活動するからです。
施設には、塾生室が5部屋あり、6人部屋なので、男女ともに定員が30人です。
なので、応募者の全員と面談して選考されます。
娘たちの時は、倍率が1.5倍でした。
参加資格は小学4年生から中学2年生までで、親子面接と子どもだけの面接をされ、子ども本人の意思確認をされます。
6人が1グループとなるため、学年で割り振られ、上位学年はリーダーとなります。
中学生で参加する子は少ないので、6年生でもリーダーになったりします。
娘は6年生でチーム内で年長者となり、リーダーを任されました。
リーダー以外は、係を割り振られます。
保護者も、最低2回(うち一回は宿泊)は活動に参加する必要があります。
学校や地域の行事と日程が重なった場合などは、欠席や遅刻が認められました。
そして、基本的に一人で通塾させてください、と言われていたのです。
なので、うちからだとJR線の駅まで車で行った方が早いけれど、わざわざ最寄りのローカル鉄道からJR線に乗り換えて、かなり大回りで通塾してました。
ただ、うちは隣の市なので近い方で、みんな結構な遠方から通っててびっくりしました。
その年、一番遠い子で熊本から新幹線で通ってきてました
しかし、交通費はかかるとしても、自然塾の費用はタダだったのです!
長靴や手袋など、必要な道具は準備しなければいけませんが。
そのうえ、収穫した野菜なども持ち帰ってくれます
活動内容も素晴らしいものでした。
子どもたちに考えさせて話し合い、自分たちで計画させたり発表したり、フォローもしっかりしていました。
農作業の幅も広く、作物に詳しくなるのはもちろんのこと、
地域貢献の清掃活動だったり、川遊びをする時もありました。
娘は嫌がってましたが、稲付けする前の田んぼの中でどろんこ運動会だったり、
欠席して参加できなかったけど、お寺で座禅とかも魅力的でした。
自分たちで育てた野菜や米を食べ、好き嫌いをなくすことや食事を残すことにも厳しく、お箸の持ち方や、いただきますと合掌する時音を出すとやり直しさせられたりと、食事のマナーも叩き込まれます。
共同生活をするので、掃除や片づけ、ご飯の準備も自分たちで行い、規律を守るために連帯責任だったりと、かなり鍛えられたようです。
歌を歌ったり、レクレーションなどもありましたが、
精神面で相当負荷がかかっていて、当時はリーダーゆえの悩みがつきませんでした。
学年も違う、出身地もバラバラで、初めて会う子たちをまとめるって相当気を遣いますしね。
チーム内の人間関係に悩み、行きたくないという日もありました。
そこできっと、我慢や妥協を学んだと思います。
農作業体験だけであれば私の実家でもできますが、それ以外のことの方が重要でした。
ここで経験したことは良いことも悪いことも含め、娘の中で大きな割合を占めています。
今でも魚があまり好きではない娘。
「自然塾ではさんまの内臓も食べさせられた😫あれよりマシ」と言っていたのが印象的です。
さんまの内臓…大人でもキツい。私は…ごめん。食べない…。
卒塾後も、卒塾生として活動に参加することが可能で、一度参加したのですが、その後引越したので疎遠になっています。
きょうだいで同時期に応募することができないし、連続で応募することも遠慮して欲しいと言われるのですが、引っ越してなかったら息子も参加させたかったです。
コロナ過以降、宿泊が難しくなり、活動も人数も縮小されているようですが、
HPには過去の活動もすべて掲載されています。
ブログ内のパンフレットは、娘が参加した次年度の募集のものですが、娘が載っているので記念にもらいました😆
また急激にコロナ感染者が増加していますね
いつか、以前と同じような活動ができる日がくるといいのですが