私が物心付いた時にはどこにでも居る普通の会社員の父と専業主婦の母、父方の祖母との4人家族でした。

今は珍しくもない時代ですが当時としては珍しく父母は40代

父は温厚で真面目、お洒落な母はいつもお揃いの洋服を仕立ててくれて、祖母は「お前はめんこんいな〜」が口癖。

幸せだったと思います。


でも、小学校高学年くらいから何故か本当の親ではないのでは?との疑念がありました。

友達の何気ない「○○ちゃんてお父さんにもお母さんにも似てないよね〜」や「お母さん結構歳だね〜いくつ?」なんて言葉に傷つく事もありました。


中学の頃には確信に変わっていましたが…両親には聞けず苦しさを誤魔化しながら高校を卒業し就職の為、住民票を取る事になり両親から告げられたのは…子宝に恵まれ無かったので養子として迎えられた事、実の親は離婚し若かった母親は2人の娘は育てられず赤ちゃんだった私だけ手放した事でした。


やっぱりそうなんだ…ショックの中にも育ててくれた両親には感謝しました。ただ真実を知れて良かった反面、じゃ私は誰?何処からきたの?頭の中でぐるぐる回っては得体の知れない不安感と悲しみで一杯になりましたショック