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原題…「cigarette burns」
監督…ジョン・カーペンター
音楽…コディ・カーペンター
出演…ノーマン・リーダス、ウド・キア
2980円+税
2007年5月25日発売。
角川エンタテインメント



ホラーの名監督が集まり、それぞれ個性的な作品を提供する『マスターズ・オブ・ホラー』シリーズから「世界の終り」作品です。
既にこの作品のレビューはブログ開始初期にしていましたが、お気に入り作品なので再度ご紹介しますw(それに伴い過去レビューは削除しました)



先ずは海外版予告編をどうぞ
音楽をジョンの息子コディが担当しているのですが、お父さん譲りの良い感じのBGMになっております。



あらすじ
赤字映画館を経営するカービーは稀少フィルムを収集家に売る副業をしており、ある日、怪しい収集家に見た者は正気を失うと言われる幻の作品『世界の終わり』を探すよう、依頼される。
そして、主人公が作品を追う内にトラブルに巻き込まれたり奇妙な幻想を見るようになる…



カービー(ノーマン・リーダス)

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映画館を経営しているが上映作品が通好み過ぎて赤字。
過去に付き合っていた彼女をドラッグにより死なせていて、尚且つその彼女の父からは映画館を手に入れる為に多額の借金をしています。

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彼女の父は娘を殺された怨みもあり一週間以内に返済をしろと脅します。



ベリンジャー(ウド・キア)

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映画蒐集家。
彼はかつてシッチェス映画祭で一度だけ上映された伝説の「世界の終り」のプリントの回収をノーマンに依頼。

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曰く付きの作品で、上映の際に場内が暴動になり館内は血の海。
製作関係者の殆どが死亡しており監督は国外に映画を持ち出そうとするが政府に没収されたと言う…

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「私はこれまで悪い事をしてきた。来世で魂がツケを払うのは目に見えてる…だが天国の美酒を味わいたいのだ。地獄に落ちる前にな…」

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かくしてノーマンのプリント探しが始まります。




因みに原題のcigarette burnsの直訳はタバコの焦げ跡ですが、フィルムチェンジの際のパンチマークの意味でもある様です。

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ノーマンがフィルムに近付くにつれ脳裏にこのパンチマークが浮かび過去の彼女に起因する幻覚を見る様になります。


個人的には「リング」と「フラットライナーズ」を合わせた様な内容に感じました。

主人公演じるノーマンも非常にカッコイイのですが、やはり怪優ウド・キアの演技に魅入ってしまいます!
紳士的ではあるものの内に秘めた狂気がヒシヒシと伝わる演技が最高です!

壮絶なクライマックスも最高です。
スプラッターシーンもありますが、カーペンター好き・ホラー好きなら楽しめる作品だと思います。

18分の特典映像には監督のインタビューが収録されており、ファンには大満足の内容となっております。