ぴのこの病気について | 銀河の彼方からこんちくわ!

銀河の彼方からこんちくわ!

芸が得意なホオミドリアカオウロコインコ“うらん”(♂)と
うらんおにいちゃん大好きな“めるも”(♀)と
虹の橋のおしゃべりセキセイインコ“ぴのこ”(♂)です。
2014年6月第一子女の子(通称“ことら”)出産しました。
2017年8月第二子出産予定☆


【※長文です】



先日も少しお話しましたが

初めてブログに書きます

ぴのこは生まれつき先天性の免疫不全(PBFD)でした

不治の病と言われています

その名の通り 免疫力も抵抗力もないので

ちょっとした体調不良が命にかかわる恐ろしい病気

温度管理・食事管理・衛生管理

すべてにおいて細心の注意を払わなくてはいけません




一年半ほど前 ぴのこがこの病気だと知ったとき

ショックがあまりに大きく

毎日涙が流れて立ち直れませんでした

長く生きれない子がほとんど

ぴのこといつまで一緒にいれるんだろう

ぴのこを失うことが

怖くて怖くて仕方なかったです




だけどセキセイインコの場合

陰転(奇跡的にウイルスが消える)ことも

まれにあるらしく

それを信じて私はぴのこの

闘病生活に気合いを入れていくことにしました

いつか「もっとああすれば良かった」

っていう後悔は絶対にしたくないから

出来ることはすべてやろうと決めました




まだ鳥さんの医療では

この病気の治療方法が解明されておらず

健康管理の他に

免疫力を少しでも底上げするお薬を投与して

その子の生命力を信じるしかありません

ぴのこを診てもらった病院

実に4か所でした

西日本で2か所(神戸の有名な先生のところにも)

引越しの途中で診てもらい

関東の鳥専門病院では2か所

そして最終的には一か所にしぼって

この1年半ほどは高速で二時間かけて

埼玉の病院に毎月通っていました



インターフェロンという科学的なお薬と

アガリクスという漢方薬に強肝剤など

毎日直接くちばしから投与するのと

お水に混ぜるお薬と2種類

その他にはビルコンという塩素系の消毒薬で

毎日ケージやエサ入れ 止まり木などすべて消毒

キレイな羽が生えるように

タンパク質の多いラウディブッシュ社のペレットを

細かく砕いてシードにまぜたり

なるべくたくさんの栄養がとれるように

いろんな野菜や果物を与えるようにしてました




この病気は治療方法がない分

お薬の効果が出るかどうかも個体差があり

どの栄養がその子に必要なのかも様々で

絶対に効くものではありませんでした




みなさんご存知のように 元気は元気なんです

普段はいたって健康なインコちゃんと変わりなく

ぴのこの場合まだ進行も遅かったので

私も病気だということをたまに忘れるくらいでした





そして数ヶ月たって

ぴのこの羽の調子も良くなって

もしかして陰転したかなと思ってましたが

またすぐに羽の調子が悪くなり

今年の6月くらいからそれが徐々に目立ってきましたが

その他は本当に元気でした

この病気の特徴は

編集


その病気自体で命を落とすのではなく

免疫不全からくる抵抗力の低下による

合併症で亡くなるのがほとんどのようです




今年の夏くらいから発情が目立ってきて

起きてる間はずっと発情してました

発情対策は本当にありとあらゆることをしましたが

どれも病気にとってはよくない事ばかり

免疫力を上げなくてはいけないのに

発情を抑えるということは免疫を下げるのと同じこと

その辺の温度や食事のバランスが難しく

ぴのこに合った方法を常に探してました




最近はずっと発情をおさえるために

人が見えない別の部屋で一日中過ごさせてました

日照時間も8時間以下に

ぴのこにとってこの1ヶ月ほどは

ほとんど一人きりの時間でした

まさかそんな矢先に と思うと

もっと一緒にいてあげたかったと悔やまれます

ごめんね ぴのこ

一人でさみしかったよね

こんなことになるなら 発情とかよりも

いっぱいいっぱい遊んであげれば良かった

私はセキセイインコの死亡原因一位と言われてる

発情過多による精巣腫瘍がとても心配でした

「もっとああすれば良かった」と思わないように

出来ることをしてきたつもりだけど

やっぱりいざとなると思ってしまうものですね

でもそんな事を思ってもぴのこは戻ってこないので

あまり考えないようにしています




次の日 お世話になった病院の先生に連絡しました

何も聞かずに「そうですか…」と

この病気は突然死する子が多いそうです

内臓(主に肝臓)がやられちゃってた可能性もあり

尿だけもあったので消化器系が機能しなくなって

ご飯を食べれなくなったのか

最終的には多臓器不全かもしれないし

解剖しない限りは もう可能性の話でしかなく




でもぴのこちゃんは長生きした方ですよ と

それを聞いて少しだけラクになれた気がしました

命ある限りがんばってくれたんだね

ぴのこ 強かったね

がんばってくれてありがとうね




長くなってしまいましたが

最後まで読んで頂きありがとうございます

また何か思いついたら

ここでお話させていただこうと思います




前回もたくさんのコメントやメッセージ

本当にありがとうございました

そしてぴのこのお墓参りもして下さり

ありがとうございますm(_ _ )m



いつでもぴのこに会いに行ってあげてくださいませ


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