飼い主心、飼い犬知らず

「REON課長~、早く~
」
「秘書さん、僕は、向こうが見える階段は、好きじゃないんです。」
「早く~
ほらぁ、前にも社長と一緒に滑り台
やったじゃない
」
「あの時は、こんなクルクル滑り台じゃなかったです。」
「早くしないと、私がひとりで、こんな所でバカみたいでしょ?」
「まあ、通りすがりの人は、不思議な光景に思うかも・・・。」
「早く、いいから、登ってみたら? 楽しいわよ。」
「あっ、プードルさん
のお通りですよ。」
「あっ、ど、ど、どうも・・・。こんにちは・・・
」
「・・・・・・・・。」
「・・・。なんだか、アタシ、悲しいかも・・・。」
「僕、あとでひねくれREON課長って社長に言いつけられるんですよ。可哀想でしょ?」



