管理人も忙しいけれど、寮母も忙しい

このところ医療的ケアが必要な子に多くの時間が取られています。

先日、我が家で最高齢の18才になる三毛猫のちびミーに異変がありました。

しょっちゅうトイレに入る上に、あちこちにチョビっとオシッコするという膀胱炎症状がでました。

きっと残尿感で気持ちが悪いのでしょう。

そのせいか、元々食が細いのにますます食べません。

いつも頭のてっぺんから出るような甲高い声で鳴き叫んで、存在をアピールするのに、それもありません。
余裕がないのでしょう。

何とか捕まえる事は出来るものの、癇の強い子で薬をのませるのは困難です。

さしあたり、尿量を増やすために補液をする事にしました。

これとて、暴れることは想定済みですが、体重２kgと小柄なので、２人がかりで押さえ込めば何とかなります。

数日してもスッキリしないので、やはり抗生剤の粉薬をチュールに混ぜて飲ませる事にしました。錠剤はとても無理です。

先ずは薬なしのチュールを注射器に入れ、暴れるのを抑えて口に入れてみました。
その時、気づいたのですが、ジャム同様この子も歯が１本もありません。

噛まれる心配がないので、安心です。

自力では舐めなくても、口に入ればチュールは美味しいとみえて、吐き出さず飲み込んでくれます。

これで多少カロリーはとれるでしょう。
総合栄養食のチュールが発売された時、
遂にそこまできたか❕
と思いましたが、療法食としては優れ物です。

これでまた猫の寿命はもっと延びることでしょう。

そんな訳で、毎日3匹の猫に順番に補液をして、薬入りチュールや液体フードの給餌をし、バオには薬を飲ませ、花ちゃんが口を痛がるようであれば、ステロイドで対応し、、、
と気付けばとっくに昼過ぎです。

最も起きるのが遅いせいもありますが…(苦笑)

家の子たちはa/d缶はあまり好きではありません。

子猫たちは大好きなので、離乳期にはミルクやふやかしたドライに混ぜてよく使いました。

高カロリーなので、ジャムやレオンにも、たまにはチュールと混ぜたりしてあげてますが、飲み込みはよくありません。

いくら体に良くても不味いのは嫌なんですね。
だから高齢の猫にはなんでも好きな物を与えています。食べてなんぼ、ですから。

若い子はなるべく美食にさせたくないのですが、こちらも味には敏感で残り物を狙って待機しています。

ちびミーは一年半前、丁度レオンと同じ頃体調を崩し、検査の結果腎臓の数値が良くありませんでした。

クレアチニン4.8(正常　0.8～2.4)　BUN106(正常　16～36)だったので、まだ改善の可能性はある
と思い、暴れるのを夫とふたりで抑えつけて１ヶ月頑張ったところ、2.9と65に改善したので、後はゆっくり減らし、現在に至っています。

あれから１年半、どうなっているか？
不調の原因に腎機能が関与していないか？
知りたいと思いました。
しかし、一方で、知ってどうする？
との思いもあります。

既に18才過ぎの高齢猫を連れて行ってもストレスを与えるばかりで、現在やっている治療法を「出来る範囲で」続けるしかないでしょう。

あれこれ迷っているうちに薬が効いてきたのか、トイレに籠る時間は減り、自力でご飯も食べ始めました。

そして今までどおり、耳を塞ぎたくなるような雄叫びも復活したのです。

ヤレヤレ┐(´д｀)┌、やっぱりここまで生きる子は生命力が強い‼

大好きだった今は亡き銀次と