皆さま ごきげんようドキドキ


占いサロン月華の

碧月梨妟(あおづきりお)です星お月様






昨日2月1日は東京都や神奈川県をはじめとする

首都圏の私立中学の入学試験開始日でした。


ワイドショーなどで、受験前日の塾での壮行会の様子や、

受験当日の小学生6年生が日能研バッグなどをしょって

志望校の門を、塾の先生に激励されながら

入っていく場面が放送されていました。

あの光景を見ると、私はとても胸が痛みます。


小学生なのに、遊ぶことも出来ずに夜遅くまで

とてつもなく難しい問題集を勉強し、

いろいろな事を犠牲にして

頑張って勉強してきたのに、

あの中の約半数、

もしくはそれ以上の子どもが

合格できず、志望校に落ちるのです。


放送されていた塾の壮行会の様子も、

なんだか異常でした。

ほとんどの子どもは、

インフルエンザ対策でマスクをしていて、

先生方が、

「必ずいつも通りの実力を出して、合格を勝ち取ろう!」

と、生徒に気合を入れてました。


そこにはたくさんの親も同席していて、

子どもが親に対して今まで支えてくれた

感謝の手紙を読んで、

親が感激して涙ぐんでいる様子が放送されました。

まだ、合格もしてないのにね(笑)。


受験一週間前になると、

学校に行かなくなる子どもも

非常に多いそうです。


ひどい子になると、一月になってから

一度も学校に行かずに

塾に行っている子もいるそうです。

異常ですびっくり



以前もふれましたが、子どもの中学受験

については私には持論があり、

数年前違うブログで連載していたほどで、

熱く語れます。



そもそも小学生が、中学受験をする目的が

何なのかが一番大切です。

親の希望で、良い大学に入って、

将来は良い仕事に就いて、

お金持ちになって欲しいからでしょうか?


ただお友達がみんな受験するから、

真似して見栄で受験させるのでしょうか?


もし、お金持ちになりたいというだけなら、

良い学校に入る必要は全くありません。

なぜなら、私の知っているお金持ちや成功者、

社長、経営者の方々は皆さんは、大学に行ってない方や、

行っていてもたいした大学ではなかったり、

大学時代勉強もせずに遊んでいた方が非常に多いからです。


私の考えでは、基本的に男の子は、

一部の例外を除いて中学受験をする必要はない、

むしろしない方が良いと思っています。


麻布や開成などに本人がとても憧れていて、

どうしても入りたいと

強く希望しているような子どもは

中学受験をするべきです。

開成は高校からはとる人数も少ないし、

高校入試で入るのはとても大変なので、

入学希望の場合は中学受験がベストです。


早稲田や慶應に入れたい場合は、

高校からの方が実は入りやすいのです。


このことはあまり知られていませんが、

本当のことです。

私の知り合いの子も、中学受験よりも高校受験で

慶應や早稲田に、割と苦労しないで

合格した方がたくさんいます。


女の子の場合は、親も本人も私立中に

入学希望の場合は、全然受験してもOKです。


その学校がその子に合っていれば、

むしろ公立校へ行くよりもプラスに働く場合も多いです。


ただ、本人に受験希望がなくて、本人は勉強よりも

ただただ遊びたいのに親が無理やり塾に入れて

受験させた場合、第一志望校に合格すれば

まだ良いのですが、落ちてしまって、

本当は仲良しのお友達がみんな行く公立中に行きたかったのに、

たいして行きたくもない私立中に無理やり親が入れてしまった場合、

途中でその私立中を辞めてしまう子が案外多いのです。


これは男子の場合も女子の場合もそうなのですが、

第一志望校に合格できずに、親や塾の先生の

期待に応えられず、親や先生にガッカリされてしまうと、

その時に受ける心の傷は計り知れません。


違う私立中にはいっても、不登校になってしまう場合も多く、

結局その学校をやめてしまうパターンも少なくありません。

そして公立中に編入しても、その公立中にも通えなくなってしまうのです。

そういった子供を、私は山ほど見てきました。


中学受験にはいろいろな危険性があるのです。


小学校1年生からSAPIXに通っていた男の子は

第一志望の麻布中学に見事合格したのですが、

小学校時代のキツイ受験勉強をこなして

合格を果たすと、燃え尽き症候群のようになってしまい、

麻布中に入って半年で辞めてしまいました。


うちの子に限ってそんなことはないと思うかもしれませんが、

この子の例は別に珍しいことではなくて、

どの子どもにも起こりうることなのです。


それと、親としては灘や開成のような、

レベルの高い、偏差値の高い有名校に

入れたい気持ちがあるのは分かりますが、

あまり本人の実力以上や実力ギリギリの学校は

選ばない方が良いです。


灘中や開成中のような学校は、本当に天才児しかいないので、

入った後に本人が勉強についていくのが本当に大変です。


小学校時代に勉強が出来るともてはやされた子でも、

天才児たちの中で埋もれてしまって這い上がれずに

落ちこぼれて、嫌になって辞めてしまう子もいます。


自分の実力よりも少し低い学校で、

上位の成績をとっていた方が、

自己重要感が持てるようになり、

本人のためになります。


とにかく親が子供に過剰に期待するのは

やめてください。


子どもというのは、みんな親が大好きなので、

いい子ほど親の期待に応えようと、

一生懸命にやるんです。

それなのに、第一志望校に落ちてしまった時に、

本人だって本当にショックで傷ついているのに、

その上親に異常にガッカリされてしまうと、

その時に受けた心の傷は

一生癒えなかったりする子もいるのです。


ひどいケースになると、せっかく入った私立中に

通えなくなり不登校になるだけでなく、

ひどい家庭内暴力を振るうようになり、

親もお手上げで、子どもと一緒に住むことすら

できなくなってしまう場合もあるのです。


そうなってから後悔しても取り返しがつきません。

私はそのような悲惨なケースを数多く知っています。


小学校時代は子供は遊ばせた方が良いのです。

本当に勉強が好きで頑張れる子、

やる気のある子どもは中学受験しても良いのですが、


そうでない場合、特に男の子の場合、

遊びたい盛りの子どもは遊ばせてあげて下さい。


高校受験からでも全然間に合います。


あまりにも親の過剰な期待の犠牲、

中学受験の犠牲になってしまった子供を

たくさん知りすぎているため、

つい熱く語ってしまいました。


今日書いたケースの他にも、涙なしには語れないような

子どももたくさんいるのですが、長くなるのでやめます。


チャレンジスクールや、フリースクールにすら

通えなくなってしまう子供もいるのです。


とにかく、むやみに中学受験をさせずに

その子の適性をよく観察して、中学受験に向いているか

受験勉強に耐えられるかを、

親が見誤らないことがもっとも大切です。


子どもは親の持ち物ではないので、

本人の意思を尊重してあげてください。


子どもが健康で笑顔でいられるのが一番です。


どの子どもも、幸せな楽しい中学生活が

送れることを強く願いますドキドキ



今日も最後まで読んでくださって

感謝いたしますラブラブ


それではまた~音譜