ラストライブを終えて | RUVISH レオン オフィシャルブログ「World Wide Wav」Powered by Ameba

RUVISH レオン オフィシャルブログ「World Wide Wav」Powered by Ameba

RUVISH レオン オフィシャルブログ「World Wide Wav」Powered by Ameba

3/19 ラストライブ高田馬場AREA

改めてご来場いただきありがとうございました

色んな場所からこうして一つの会場に駆けつけてくれた事、長丁場なライブだったけど最後まで力を振り絞って盛り上がってくれた事に心から感謝してるよ。

本編オープニングはRUVISHの4年間のライブ映像が断片的に映し出されるという演出でスタート。昔の懐かしい映像から徐々に最近の映像に変わっていくのを見ていると、積み重ねてきた時間の重さと流れの速さに気づかされ、あぁいよいよ本当にこれでRUVISHが最後なんだという現実がよりハッキリと認識できた瞬間でもあった。

ライブ中はとにかくひたすら全力の歌を届けようと臨んだ。情けない事にライブの数日前から喉を傷めてしまって物凄く不安だったんだけど、なんとか最後の曲までギリギリの所で踏ん張れたのは奇跡だったと思う。その気持ちに応えるように皆の声もたくさん聞こえて嬉しかったし、お互いの想いが音の上でぶつかりあった結果、一夜の間に泣いたり笑ったり色んなドラマがあったね。俺も本編は何とか堪えてたけどアンコールから急にこみ上げて来たなぁ。

RUVISHの曲は夢を諦めずに追い続ける歌詞や別れをテーマにした歌詞が多いからこのラストライブで一層その言葉の意味が強まって心を揺さぶられた瞬間が沢山あった。

皆の心の中にあの日の俺の唄が一曲でも多く残っていたら幸いです。

会場限定シングルの収録曲【唄響-うたごえ-】も短い製作期間で良く完成させたと思うし、実際にライブでも演奏できた。解散が決まってからの心境を綴った曲というとイメージ良くないかもしれないけど寧ろこの曲のおかげで救われた部分もあるし、聞き手にとってもそうであってくれたら良いな。

アンコールが終わって楽屋に戻った瞬間は安堵と疲労と喪失感が一気に押し寄せてきて、メンバーやスタッフがお互いに抱き合ったり声を掛け合ったりしてる中で一人放心状態だったよ。

MCでも言った通り、ぶっちゃけ活動期間のうち半分以上は悩んだり苦しんだりという時間で占めていたと思う。バンドの為に自分自身はどうあるべきかを常に考えていた。まぁ真剣にバンドをやってる人にとってはそれが当たり前なんだけども、覚悟していても辛いものは辛かった。

ある時はボーカルとしての責任を感じてしまって完全に気持ちが潰れてしまう事もあった。それでも何かを掴んでやるんだと必死に歌い続けて…メンバー達のサポートも受けながら何とかココまでやってこれた。諦めないで本当に良かったねと今なら全ての痛みが大切な財産として俺に笑いかけてくれる。

結局俺は俺で何も変わらない、俺のままだって気づいた。

唯一変わったのはバンドが無くなった事、それだけ。

バンドが無くなってもメンバーや皆も含め、これからもRUVISHを愛し続けるんだ。
そう思うと少しだけ安心できるような気がした。

そんなラストライブでした。

打ち上げではその日のライブ映像を見ながら乾杯。もうバンドの活動は終わったのに映像をみるとつい反省会みたいな感じで熱くなっちゃうよねーって話をしながら…久しぶりにとても穏やかで温かい時間だったなぁ。

そんな感じで俺達の長い夢の旅は終わりを告げた。

今は嘘みたいに平穏な日常に戸惑いながらも元気に過ごしてます

夜寝る前と朝起きた瞬間に押し寄せる虚無感には慣れないけど…まずはその山を越えるのが俺の第一歩だな。そしたらまたマイク握って唄いだそう。

長文になっちゃったけど最後まで読んでくれてありがとう

これからもRUVISHの音楽と共に歩んでいこうね!