今のご時世「高校行かなくてもいいよ」という親は珍しいらしい | 礼恩株式会社~ 発想・アイデアをカタチに

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我が家の中3受験生。

 

成績だだ下がり!

 

もちろん、受験生なのに勉強をしていないからだ。

 

去年の成績だったら、普通に勉強していたら入れただろう、第一志望の県立高校も黄色?赤色?信号が点滅している。

 

 

何がいけなかったのか、親なりに分析してみた・・・・・・

 

中2の3学期まで、本人が「行きたい」と言った塾に通っていた。

 

その塾は1クラス10人程度。ABC個別のクラス分けもある。同じ中学から通っている子や友達もいた。

 

始まる時間は決まっているが、帰る時間は本人の理解次第。早い時は早く、遅い時は23時過ぎる時もあった。

 

塾の場所が隣の市なので、送り迎えは親の私たち。

 

学校の定期テスト前はその塾の自習室が使える。朝から車で塾に送り、友達もいるのでお昼はマックやコンビニで・・・楽しそう。

が、勉強している?と疑問。

 

成績はというと、上がらない。変わらない。

 

子供は「塾行っても意味ないかも。自分で勉強する」と言って、去年の3月でその塾を辞めた。

 

ちょうどその時期に突然の一斉休校と重なった。塾でのオンライン授業を受けている子もいるなか、勉強といえば学校の課題くらい。他は勉強せず怠けていた。

 

学校が始まった6月までそれが続く・・・

 

夏休み、ちょっとはやる気が出たと思ったが、相変わらずやることは学校から出された夏休みの宿題や課題だけ。

 

秋には行けると思っていた修学旅行も中止になり、頑張っていたのは文化祭の有志発表のダンス。

 

勉強は?

 

受験勉強。

 

本人にやる気がないのが一番だが、強いていうなら一斉休校中に「勉強する」というリズムが崩れた。

 

 

 

 

11月の三者面談の時、先生に言った第一志望校が二日前に私が聞いた志望校とは違っていた。

 

寝耳に水。

 

でも本当に行きたい高校は?

県立高校が第一志望。

 

「本当に行きたいなら勉強しなさい!」

 

でも本人は心では分かっていても、行動が伴わない。

 

 

併願で受ける予定の私立高校。

説明会申し込みしたのに、行くのを忘れた。

そんな忘れるくらいの高校、本当に行きたいの?と疑問。

 

子供に聞いてみた。

「何で高校行きたいの?」

 

子供

「高校行って、バイトしたい」

 

「だったら高校行かなくていいから働いて」

 

子供

「いや、高校には行きたい」

 

「高校に行きたいだけなら、近くの○○高校でもよくない?無理して苦しんで勉強するより、入れる高校でよくない?」

 

子供

「いや、その高校には行きたくない」

 

「じゃあ、どうすればいいか自分で分かっているよね?」

 

子供

「うん」

 

 

40年ちょっと今まで生きてきて分かったこと。

 

それは自分の人生は自分次第で変えられる。

 

過去は変えられないけど、未来は自分の手で切り開ける。

 

何かを成し遂げたいのなら、大きな努力が必要。

 

このドラマのこのセリフが好き。

 

「お前次第で、この世界はいくらでも変えられる」

 

 

 

私たちは知っている。どこどこ高校、どこどこ大学を出たからといって成功している人生、幸せな人生を手に入れられるとは限らない。

 

京都大学出た人が夜勤のバイトをしていたり、早稲田大学出た人がニートになっていたり・・・勝手に他人が「もったいない」と思ってしまうその感情も、当人たちからしてみれば大きなお世話。

 

子供にも親が自慢できるような高校へ行けとは言わないし、この職業つけや子供の人生を親の希望通りに進めようとは思わない。

 

遅かれ早かれ子供はやがて親のもとから離れる。

 

一人で生きられる術を身につけて、自律自活した大人になってほしい。

 

そのためのサポートなら惜しまない。

 

 

生きていると必ず出てくる大きな壁。

 

その壁の前でずっと待っているか、壁を壊すか、乗り越えるかは自分次第。

 
自分で考えて行動する。人生は取捨選択の連続。
 
誰かのせいにせず、自分で決める。
 
子供に人生の選択を迫った。高校受験という選択が子供の人生を左右する最初の大きな壁だろう。
 
親「バイトしたいなら、働いてアルバイトでもいいよ。バイトしながら通信高校という選択もあるし。高校だけに行きたいなら、楽に入れる県立高校でいい。わざわざ受験料払って私立受ける意味ある?」
 
今のご時世、子供に「高校行かなくてもいいよ」という親は珍しいらしい。
 
「えっ○○高校?!」とこの辺の人たちから言われてしまう高校でもいいよという親は珍しいらしい。
 
だって、人生は自分次第だから。自分という柱を持ってブレなければ、何とか生きていける。
 
甘い蜜のほうをすすめたが、子供の答えは違った。
 
 
 
楽なほうの選択ではなく、勉強しないとヤバいという難しいほうを選択した。
 
 
子供「やっぱり第一志望の高校行きたいから頑張る」
 
「頑張る」この頑張る、何回聞いたことか。
 
我が家は習い事は本人の意志、本人がやりたいと言ったものだけをやらせた。
 
上の子に限っていえば、幼稚園の時の体操教室から始まり、ダンス、空手、英語、塾・・・
 
本人が「頑張る」と言って入っては頑張れなくて、今はすべて辞めている。
 
さぁ、本当に頑張るのでしょうか?
 
親としてできることは?
 
本人のやる気を後押しするため、本人が決めたことの二言は許さないために、担任の先生をも巻き込んで、まず回りを固めた。
 
 
この厳しい戦いに打ち勝った時、結果はどうであれ子供は成長するだろう。
 
さあ、15の春。
 
サクラサク?
 
 
 
それでは受験生に贈ります!
森高千里さんで『勉強の歌』

ラジオのDJのつもりで紹介していますウシシ