スパイクを選ぶ時のポイント
スパイクとは、急な切り返しやターンをサポートしてくれて足への負荷をできるだけ減らしてくれるプレー中のパフォーマンスに欠かせない道具。
最近では、めちゃくちゃカッコいいじゃん!って物から、ずっと愛されているクラシックな物まで幅広いスパイクが取り扱われています。
実はスタッドにはいろんな形状があって、形状によってグリップや足への負担に意外と影響してきます。
そしてそのスタッドはグラウンドによって対応できる種類があって、これを選び間違えるとパフォーマンスの低下だったりスパイクが壊れたり、そして思わぬ怪我に繋がってしまうんです!
丸型のスタッドの特徴
丸型のスタッドの特徴としては、前後左右の力を均等に受けることが出来るので足への負担がかかりにくいことです。
摩擦にも強いので耐久性に優れています。
ただデメリットとしてはグリップ力が他に比べて劣ります。そのため、ドリブルをどんどん仕掛ける超攻撃的な人には向かないと言えるかもしれません。
川崎フロンターレの中村憲剛選手などが着用しているモデルのスパイクは丸型のスタッドです
彼のように真ん中で縦横無尽に走り続けて最後にパスを出す。しかも攻撃だけでなくて守備もしなくてはならないポジションの選手は丸型スタッドを1つ持っていてもいいかもしれません
ブレード型のスタッドの特徴
丸型スタッドよりもグリップ力に優れているため、急な方向転換などの瞬発的な動きに向いています。
足腰にかかる負担が大きいのがデメリットです。そのため、サッカーを始めたばかりの人や子供達には向かない形状かもしれません。
写真のスパイクは、本田圭佑、阿部勇樹、吉田麻也選手が愛用していたスパイクです。
3人のポジションを見てもフォワード、ミッドフィルダー、ディフェンダーということから比較的いろんなプレースタイルの選手が使用しているのがブレード型のスパイクと言えそうです。
トライアングル型のスタッドの特徴
円型とブレード型の中間に当たるのがこのトライアングル型です。
全方向へのグリップ力も優れていて、全方向への瞬発的な動き(クイックネス)にも優れています。
簡単にいうと、丸型とブレード型のいいとこ取りみたいな感じです
写真のスパイクは日本代表の10番を背負う香川真司選手が以前着用していたモデルです。
緩急の変化などの一瞬のプレーで試合を変えるような選手が履いているイメージです
最近のスタッドは個人のプレースタイルに合わせたスパイクが作られてくるようになってきたので、丸型とブレード型のミックス型が多くなってきています。
上の写真はかかとの前2つと真ん中前方がブレード型で、周りは丸型になっていますね。
丸型のスタッドで前後左右の力を分散することで足への負担は減らしつつも、方向転換などのいざ!という時のグリップ力を高めるためにブレード型を指の付け根あたりとかかとに配置されています。
写真のスパイクを履いてる選手は、世界で活躍する長友佑都選手だったり、ドリブラーで有名なネイマールやC・ロナウドなども着用しています。いずれも、縦に横にとグイグイ切り込む選手ですね。
もはや最近はミックス型がスタンダードになってきている気がしますが今後の動向をチェックしてみます!
ミックス型のスタッドの特徴
スパイクのスタッドの形状
スタッドとはスパイクの底辺についているイボイボ(ポイントとも言う)のことです。
まず最初に大まかにスタッド自体の形状について。最近のスパイクは4種類の形状があります。
- 丸型:足への負担や耐久性に優れているが他に比べて少しグリップ力に劣る
- ブレード型:グリップ力は優れているが他に比べ足への負担が大きい
- トライアングル型:全方向へのグリップ力に優れている
- ミックス型:グリップ力に優れていて足への負担も少ない
スタッドの形状よっても色々なメリットデメリットがあるということを覚えてください。
初心者向けのおすすめのジュニアスパイクとは?
ポイント①スタッドが多め
ポイント②手入れのしやすい人工革
ポイント③スタッドは丸型
少年サッカー初心者にお勧めのジュニアサッカースパイクは、スタッドが多めに付いていると、地面に接着する部分が多く、足に負担がかかりにくくなるためです。
丸型のスタッドは、少年サッカーの練習場所で最も多い土でも芝生でもどちらでも使え、初心者に適しています。
更にお手入れの簡単な人工革は少年サッカー初心者でも扱いやすく、おすすめです。 続きます