真夜中の五分前 | BLACK-SKY

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ひとりごととか、小説だとか。

取るに足らない言葉たちの遊戯会。


授業中短編の冒頭だけ書いてみたら超はかどった (≧▽≦)


おすすめだよ!眠気覚ましにいかがです?←



というエピソードはさておき。



今日は本田孝好氏の「真夜中の五分前」の感想UP (-_☆)




とりま簡単な粗筋だけ。




↓↓





時計を五分遅らせて使っていた彼女・水穂が亡くなって六年が経つ。

そんな折「僕」は、一卵性双生児のかすみと出会う。

しかしかすみは、双子の妹であるゆかりの婚約者に恋をしていて……




と、まぁこんな感じで物語は進んでいきます。




tkあまり気にせずに購入したんですが恋愛小説だったんですね (´・ω・`)



でもただの恋愛小説で終わらせない所はさすが本田氏。



色褪せた日常風景をも磨き上げられたレンズ越しに眺めたもののように

輝かせるという技はモンゴメリと並ぶほどだと思います! (`・ω・´)ゞ


しかし凄い所はもちろんそれだけではなく↓






「新感覚」て何の事?と首を捻ったのですが、sideBを読めば納得。


ありきたりだったかのようにみえた物語は、sideBに入って急転直下を始めます。



sideBの舞台は、少し進んで二年後。


ああでもこの先はネタバレしないと語れない!!






……ネタバレしてもいいですか?




じゃ言いますよ。





イタリア旅行中、双子のかすみとゆかりは事故に遭い、かすみは死亡。

しかし二年後になり、夫の尾崎が自分の妻はゆかりではなくかすみではないか、と疑い始め、その話をかすみの恋人であった「僕」に話します。……




新感覚じゃないですか? (゜ρ゜)←




そこから問われる好きだの好きじゃないのはウジウジしてて好きじゃないんで敢えて語りませんが。








本田氏の瑞々しい(っていうんですかね)文章は大好きなのですが、

個人的にベストなのはsideAの一番最後、


『崩れて、そこから現れたものに僕は名前をつけた。……』


の件!!


持っていきかたが素晴らし過ぎる o(・_・= ・_・)o



恋愛小説は基本買わないけど本田氏のは別!

「FINE DAYS」への期待値大!!



あとsideBのラスト2ページも好きです♡♡



でもでもでも何でそこでゆかりさんて呼んじゃうかなぁぁとか

切ないの苦手なんでそこだけは納得いかなかったw



まぁ成り行き上そうするのが一番美しいですけどね (´・ω・`)






長くなってしまいましたが最後に。


色々騒がれる「胸キュン」とかそういうものとは(多分)無縁の恋愛小説ですが、

何より文章が素晴らしいので読む価値は大だと思います。


切ないけど後味は爽快です。

「MOMENT」「MISSING」に次いでお勧めな作品ですので是非。