ベーリング海に生息していたカイギュウ
絶滅種
ステラーカイギュウは、寒冷適応型のカイギュウ類(ステラーカイギュウ亜科)の、最後の生き残りだった。このカイギュウ類の系統は、ジュゴンのような、暖かい海で主にアマモなどの海草を食べて暮らすカイギュウ類から派生したが、より寒冷な海に育つコンブなどの海藻類を食べ、体を大きくして大量の脂肪を蓄えることで、寒冷な気候に適応していた。ステラーカイギュウ以外の種は、有史以前に絶滅している
海藻類は非常に歴史の古い植物群であるにもかかわらず、これを主な食物とする四足動物は、これらのカイギュウ類とウミイグアナ以外ほとんど知られていない。
カリブ海に生息していたアザラシ
絶滅種
体長2m以上、体重160kg程度。モンクアザラシの仲間にはカリブモンクアザラシのほかに、現在も生存しているハワイモンクアザラシとチチュウカイモンクアザラシの2種類があるが、その他のアザラシに比べると原始的なものであるとされる。
カリブモンクアザラシは16世紀以降、脂肪から油を取るための乱獲(クジラや他のアザラシにも共通する)や、漁業関係者による駆除、観光開発による陸上での生息地の減少などにより数が大きく減少した。アザラシは陸上での動きは鈍く、棍棒で殴って回るという方法でも十分にアザラシ猟は成立したという。 カリブモンクアザラシが最後に目撃されたのは1952年で、現在はその年に絶滅したものとされている。まだ野生動物の保護に大きな関心がむけられない時代でもあったため、彼等の生存時期は何ら有効な保護対策がとられなかった。 1967年に、絶滅危惧種保護法に基づき、ようやく絶滅危惧種に指定されたが、あまりにも遅きに失していた(ただし、アメリカ合衆国で絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律が制定されたのは1973年である)。その後数回にわたって調査が行われたが、生息は確認されないままであった。 2008年、アメリカ海洋大気庁(NOAA)漁業局が、過去50年間にわたって姿が見られなかったカリブモンクアザラシについて「絶滅した」と公式に判断した。 カリブモンクアザラシは人為的な要因によって絶滅した唯一のアザラシということになる。
フリッター
「フリット」とは、イタリア発祥の揚げ物のことです。 「フリット」は、その名の通りイタリア語で「揚げ物」を意味する言葉で「フリッター」と呼ばれることもある
マリネ
肉・魚(スモークサーモン、ニシンなど)・野菜(タマネギなど)等を、酢やレモン汁などからなる浸し汁に浸す調理法、またその料理
日本の南蛮漬けはマリネといえる。スペイン料理のエスカベシュなどもマリネに該当する。中南米ではセビチェというマリネ料理がよく食べられている。
日本語の「マリネ」はフランス語の「mariné」に由来するが、フランスではこの調理法・料理は、マリネではなく「マリナード」と呼ばれる。
チャウダー
アメリカ合衆国のスープの一種。
魚介類、じゃがいも、ベーコン、クリームなどを入れて煮込んだ具だくさんのスープ。
- アサリやハマグリなどの二枚貝(clam)を入れるとクラムチャウダー
- 白身魚を入れるとフィッシュチャウダー
- スイートコーンを入れるとコーンチャウダー
- ベイクドビーンズを入れるとビーンズチャウダーになる。