菜根譚を読む日々
今、「菜根譚」を読んでいます。
この本に出合ったのは5年ほど前の事。当時の上司が良い本だからと進めてくださり、読みました。
あまり、本を読む習慣がなかったその頃。
この本に出会って変わりました。本からこんなにたくさんの事を勉強できるんだって。
昨日読んだ一説に「微塵と遠慮」とありました。
この大きな世界の中の自分は微塵とも言えるくらいの小さな存在。
その中で、地位や栄誉ばかりにうつつを抜かさずに、先を考えよと。
この中で「遠慮」の意味には「先の事を考える事」と説明がありました。
私は今まで、「遠慮」は心を控えると思っていました。
でもそうではなく、遠い先の事まで配慮をするという意味がこの漢字の中には遠い昔からあったのです。(恥ずかしい・・・)
遠慮ってどこまでしていいのか、とっても難しい。
変に、遠慮しすぎると相手に失礼に反対になってしまうし、遠慮しすぎないのも失礼になる。
でも、この、「菜根譚」を読んで、「遠慮とは先を見る事」といわれてみると、
なんとなく、どこまで遠慮をしたら良いのかが必然と分かってくるような気がしました。
ご遠慮、おすすめも3度限りだそうです。