4月から東京での暮らしを

スタートしようと思っていましたが

もう少し時間をかけて

私たち夫婦の人生を考える事にしました。


今年に入ってから

移住が近づくにつれ

色々と夫婦で話し合いました。


東京へ移住となれば

娘夫婦からの援助を受けながらの

生活になります。

家賃が高いので私たちだけの収入では

無理だろうという事で

娘夫婦がそこの部分を

もってくれるというところから

移住が決まった部分もありました。


私たちにしてみれば

子どもたちや孫との時間が増えて

そばで成長が見れるというだけでも

大変嬉しい事なのは確かです。

しかし経済的な事を考えると

生きている間ずっと

子どもたちに負担をかける事になります。

大分の自分たちのマンションも

まだ住宅ローンが完済していないので

移住となれば賃貸に出すか売るかを

決めていかないといけません。


私たち夫婦には実家がそれぞれあります。

主人の実家は田舎で

自分たちが歳をとった時に

そこで暮らす事はありえないという判断で

市内の便利な所のマンションを買う

決断をした経緯がありました。


私の実家は父と再婚をした人と

その間に誕生した子どもが暮らしています。

そして私には弟がいますので

私の帰る場所ではありません。

主人と暮らしているマンションが

終の住処だと思い暮らしてきました。

そんな中で東京移住の話しが出てきました。


色々な事に執着心みたいなものは

私にも主人にもあまりない方だと思います。

ただ、いざとなると

自分たちが生きてきた大分に

結構な想いがあるんだと今回わかりました。

この街にはいたるところに

思い出が散らばっているんです。

色々な所に色んな頃の

3人の子どもたちの姿を

思い出したりするのです。


自分が育ち、子どもたちを育てた場所は

私にとって大切な場所なんだと

改めて感じた気持ちを

主人と共有する日々を送っている最中です。


それと、大切な事。

それはお互いの親の事です。

主人には母が、私には父が

まだ健在である今のタイミングです。

二人とも高齢です。

きっと後10年、20年という時間は

残されていないと思っています。

最後までそばに居てあげたいという気持ちが

私と主人にはあります。

その部分もたくさん話し合っています。


今、決断をして

今、動くのが本当に良い事なのか。

正解はわかりません。

角度を変えれば色々な意見がありますが

私たち夫婦の今からが

心穏やかに自分たちの責任のもと

生活をしていく事が大事だと思いました。

子どもたちに心配をかけない老後を

二人で歩んでいきたいと話しています。

もちろん、子どもたちにお世話になる時も

きっと来るんでしょうが

まずは、私も父の子どもとして

最後までやれる事はやりたいし

心残りを減らしたいと思っているので

動くタイミングは今ではない!

東京移住は一度白紙に戻そうと

悩み抜いた結果

夫婦で一つの決断をだしました。


流動的でも良いよねとも話しています。

決めて決めてといかない時もあるし

自然の流れみたいなものもあるし

「時の流れに身をまかせ」って歌みたいな。

全てがスムーズにいく時が

タイミングって事なんでしょうか。

無理やり違う流れにするのは

もう私たちの年齢まできたら

勢いだけでは動きたくないと感じてしまいました。


私は自分の母としたかった事を

娘としてみたい欲求が強いです。

子育てをしている間

母が側に居てくれたら…

何度思った事でしょうか。

私が今生きているのだから

娘の側で助けてあげたいと

その一点で考えたら

今すぐにでも行きたいのは事実です。

でも、でも、

そんな中で私は子育てをしたからこそ

素晴らしい子どもたちが育っていったと

胸を張って言える私がいるのです。

私があなたたちの強いお母さんになるし

あなたたちを絶対に守り育てるという

気持ちを抱かせてくれたのだと思うのです。

親に預けてエンジョイする

人たちを羨ましく思ったりもしました。

出来ない自分がいたおかげで

覚悟を持つ事が出来ました。

それが、唯一

私の誇りといえる部分だと思います。

私が娘の側にいるのも一つだし

遠くから見守るのも一つだと気付きました。

娘が悔いのない子育てをしていくのは

側でその場を助けるだけではないと思ったのです。


会える時間は減るでしょう。

日常の中で過ごす事はないでしょう。

しかし

お互い今を生きていて

お互いを思いやって

心はいつも一緒だと思えば

距離だけではないと

思えるようになりました。


私の人生では私が主人公です。

私の心が求める方向に素直に進み

迷いながらも私らしく生きていく

そんな物語りで良いと思うのです。

私には大切な家族がいてくれてます。

今からも色々な相談をしながら

自分の選択を正解にしていく

生き方をしていきたいなと思っています。


今は大分で自分たちが

向き合うところを省略しないで

やっていくのが一番だと思いました。

もう少し時間をかけながら

色々な選択をして

生きていこうと思っています。

そして、子どもたちや孫たちとの

スペシャルな時間を楽しみ

まだ続くであろう私たちの時間も

大切にしていきたいと思います。

結論は先にしても曖昧があっても

ちゃんと家族で理解していけば

良い事だと思います。

優しい自分にしてあげるのも

自分次第だと感じました。

孫の写メや動画が送られてきて

夫婦で笑いながら見ていますが

本当に可愛いです。

天使のような笑顔や泣いた顔は

ただただ可愛いです。

おばあちゃんにしてくれて

ありがとうって思います。

だから会った時は

思う存分抱きしめるのです。

そんな時を楽しみにしながら

私の居場所でちゃんと生きていきたいと

思っています。

色々な状況の変化がある中

家族と話し合いながら

幸せの方向へ今まで通り

舟を漕いでいこうと思っています。


あなたにとって

素敵な一日になりますよう😊