保育園は
夏祭り、運動会など
年に数回の行事がありましたが、
どの行事にも
私たち夫婦はあまり乗り気ではありませんでした。
楽しみな気持ちよりも、
自閉症の息子が悪目立ちしてしまうのではないかと、
不安な気持ちでいっぱいでした。
一番つらかった行事は
音楽発表会です。
音楽発表会は保育園ではなく
大きいホールでの発表会でした。
はじめての
3歳（２歳児クラス）の音楽発表会は
泣いていました。
予想通りでしたし、れおの他にも泣いている子がいたので、
落ち込んだりはしませんでしたが、
年少の時には、
朝ホールに連れて行くと、
そのホール自体を拒否していました。
行きたくないとアピールする
れおの姿を見て
かわいそうになってしまいました。
発表会中も泣いていました。
私たち夫婦は、
れおもかわいそうだし、
私たちも乗り気ではないし、
『来年は参加しないことにしよう』
と決めました。
そして年中になり
発表会の練習がはじまった頃、
私は
事情を説明して発表会に参加しないことを担任の先生に伝えました。
すると翌日、保育園から呼び出しが...
『前半の合唱だけでも参加しませんか？』
と。
私は最初
乗り気ではありませんでしたが、
『れおを朝ホールに連れて行って、
れおが落ち着いていたら参加します』
と先生に伝えました。
そして当日。
れおは落ち着いていました。
発表会中も
泣く事もなく、きちんとみんなと並んで立っていました。
私は感動しました。
合唱だけ参加して、
帰ってきたのですが、
参加して良かったと思いました。
↓発表会が終わった後のれおです。
そして
年長では、
最初から最後まで参加することが出来ました。
年中の時
参加していなかったら、
きっと
年長でも参加していなかったと思います。
このれおの成長を見る事はできなかったのです。
先生に感謝しています
