こんばんは。
MCS認定マザーズティーチャー
TCS認定コーチ
PAA認定パートナーシップコーチ
小野さおりです。
本日もブログをご覧いただき、どうもありがとうございます。
大学を卒業したてで新人看護師だった頃。
私が働いていた内分泌・糖尿病科には、糖尿病の血糖コントロールの患者さんが入院していました。
血糖値が基準値を大幅に超えたため
食生活や服薬、インスリン注射など
さまざまな方法で二次障害が出ないよう
ある一定の値まで下げ
それを保てるように薬などの量を調整して
退院するのですが
…数ヶ月後、また同じように入院するのです。
入院中はカロリー計算された食事を決まった時間に食べ、間食も出来ませんし、看護師が食前食後の最低6回、血糖測定を確認しにきます。
(間食するとこれですぐバレます。)
しばられた環境で、医師や看護師の目があれば血糖値の管理はできる。
でも、退院して好きな時間に好きなものを食べられるようになると、また血糖値が上がってしまう。
私は自分の無力さに
涙が出そうになったこと
10年たった今でも忘れられません。
服薬の確認をしたり
血糖測定の手技を教えることは出来ても
糖尿病という病と何年も付き合っていて
私よりも知識が豊富で年齢も上の患者さんに
退院後、医療者の目の届かない場所で
自分のこれからの身体のために
血糖値のことを考えた選択をしてもらうためには
なんて声をかけたらいいのかわからなかったから。
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コーチングと出会い
日々、人の感情、行動に向き合っている
今、あの時の私に声をかけられるなら
患者さんに敬意を払うことはとても大切。
傾聴して相手の思いを受け止めることもきっと必要。
それに、あと10日も入院する患者さんと気まずくなりたくないよね。
新人だから先輩のことも気になるよね。
で、あなたは本当に"患者さんのため"に行動してるの?
コーチングは相手の意識を変え、それに伴い行動も変わる。そんなアプローチをします。
さっきの患者さんで言うならば
【強制ではなく、自分で血糖値をコントロールするような生活をしようと思い、実際に行動できる】
私が10年前、コーチングを身につけていたら
きっと当たり障りのない会話で終わらせたりしない。
患者さんに嫌われることも恐れないで声をかけられるはず。
そう、もしかしたらあの糖尿病患者さんは、あれが最後の入院になったかもしれない。
あの患者さんの存在は
私が医療にコーチングを広げたい
キーマンになってくれている。
だから私はこれからもコーチングを届けるために
歩みを止められない。
意識を変え、行動を変える。
コーチングを体感し、コーチングを学ぶなら。
TCS講座の詳細はこちら。
https://ameblo.jp/renya0108/entry-12428497789.html?frm=theme
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