第9回防具付全日本空手道選手権大会が、7月23日岡山市ジップアリーナで開催されました。

 昨年から再開したこの大会は今回参加団体も増えレベルアップ、3度目の主管となる滴水會舘の洗練された運営により見事な大会進行で行われました。またなつかしい大先輩の方々も多数ご臨席されにぎやかな大会となりました。

 わが錬和舘は昨年岡安選手がMVPを獲得するなど大活躍でしたが、今大会はやや厳しい結果となりました。

 しかし今大会初チャレンジの少年部の選手たちをはじめ出場選手たちは良く頑張ってくれました。

 錬和舘の入賞者です。

 小学生3.4年男子軽量級準優勝 橋本琥太郎 一般男子Ⅱ部準優勝 宮地和英

 一般男子軽量級3位 林瑞樹 一般男子重量級3位 中村隆司

 昨年初出場で洗礼を浴びた橋本選手ですが、1年で大きく成長。センスの良さは一級品、これからの活躍が期待されます。

 今大会からⅡ部にエントリーした宮地選手、職人芸のような突きが冴えわたっておりました。

 そして今大会私が見たベストバウトは一般軽量級準決勝の林選手と大会3連覇をめざす原田大夢選手(錬桜会)の対戦、大技が飛び交い防具付組手の醍醐味を存分に見せてくれました。白熱した試合は今大会唯一の再延長戦になりました。

 

 決勝戦は各階級どれも熱戦でした。私も久しぶりに主審を務め緊張しました。

 一般の部の結果です。女子の部は原田莉果子選手(錬桜会)が福原陽奈選手(滴水會舘)に勝利し連続優勝。

 軽量級は原田大夢選手が原田晶選手(錬桜会)に勝利し、こちらは3連覇。

 重量級は錬和舘両巨頭の中村、岡安選手を破り決勝に勝ち上がった仮谷翼選手(武秋会館)が、3度目の優勝を狙う岩崎勇次選手(錬桜会)に鮮やかな突きで勝利し本大会初出場初優勝を遂げました。

 今大会から正式種目となった団体戦は錬桜会チームが滴水會舘Aチームに勝利し、第1回目の優勝チームとなりました。

 昨年コロナ禍のなか離陸した防空連ですが、今大会で大きく羽ばたいたと感じています。来年は私たち錬和舘主管で広島市において開催予定です。上昇気流に乗る防空連をさらなる高めに導きたいと考えています。

 素晴らしい大会を開催していただいた滴水會舘の皆様、本当にありがとうございました。