第1回日本傳少林寺流・型総合全国空手道選手権大会が10月28日、廿日市市スポーツセンターで開催され無事盛会に終了しました。

 錬和舘の選手達は5種目で優勝するなど大活躍でした。

 思えば前流派を退会した時、頑張っている選手たちの目標を無くしてしまうということが最大の悩みでした。

 しかし防空連に加入させていただいたおかげで組手の選手は活躍の場が出来ました。また他流の大会にも参加できるようになり、退会してからの方が活躍の場が増えました。

 ただ型については自由型で実施されているため、純粋に少林寺流の型を競いあえる場がほしいと願ってましたが、それなら錬和舘で第1回の型の全国大会をやろうと考えました。大団体である滴水會舘松尾宗師に相談したところ全面的に協力いただき、多くの団体にも参加していただけることになり、今大会に漕ぎ着けました。

 5月に立ち上げの会議を実施し、9月には審判講習会を開催して大会の骨子を決めました。

 各団体の型の解釈による相違については尊重し、大きく勝敗に影響のある部分を新た日本傳少林寺流の大会として統一しました。

 はじめての大会でしたが多くの役員の方に頑張っていただき、後援や広告また大会副賞など全国大会としての重みにあるものにしてくれました。本当に感謝です。

 

 型だけの大会というのは私もはじめてです。しかし滴水會舘や錬桜会など前流派でも上位を席巻してきた強力団体が参加してくれているので、レベルの高い、非常に緊張感にあふれた試合の連続でした。

 大会は防空連大会準優勝の錬和舘福岡支部の半田亮介選手の力強い宣誓ではじまり、参加選手全員で前進後退を行いました。

 この大会は選抜された選手しか出れない大会ではなく、一般は男女、段級別に分かれ、また高校生は高校と一般の2種目にエントリーでき、少年部は学年別と段級別の2種目にエントリーできます。

 夏休み中とかでないため遠方から参加してくれる選手もあり、なんとか早く終了させたかったのですが、スムーズに進行し15時すぎには終わることが出来ました。第1回ということもありいろいろと課題もありましたが、無事成功裡に終了できました。

 この大会で唯一悔いが残るとしたら閉会の辞で噛んでしまったことでしょうか。

 ということで大会結果などについては次回にて報告させてもらいます。