今日紹介する事例は41歳の女性患者さんです
約10年前他の病院で胸脂肪移植を2回実施し時間が経って脂肪が抜けてボリュームが減ったため6年前に他の病院で胸フィラー(アクアフィリングフィラー)を両胸に200ccずつ注入した患者です
フィラー注入初期には特に問題はありませんでしたが2~3年前から横になると胸の上外側と脇そして広背筋の方が少しずつ膨らんできて現在はじっと立っている状態でも広背筋の方が膨らんで横になるとフィラー全体が脇と胸の上外側に移動する症状とともに胸の痛みが伴って来院されました
超音波検査上乳腺組織下の空間に多量のフィラーが詰まっていて筋肉の下の空間に少量の液化されたフィラーがあり超音波検査のためにベッドに横になると胸の上外側と脇そして広背筋の方にボリュームが移動するのが見られる状態でした
手術は下線切開を通じて乳腺直下空間に接近してフィラーを全て除去した後再び筋肉下の空間に剥離して入って残った少量のフィラーを除去した後筋肉下の空間が比較的組織状態がきれいで健康な状態であることを確認した後保形物を入れるための剥離をした後配液管を入れてモティバシリコン(デミ285/265)を挿入しました。 現在は手術後2ヶ月が過ぎた状態で保形物は安定的に定着しており形と大きさ、肌触り、そして自然な動きと傷跡も良い状態で患者さんの幸福度が高く病院に来るたびに私もやりがいのあるケースでした
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