エキサイトニュースより
2019年4月28日 09:26
4月18日から東京ドームで3日間行われた嵐のコンサート。そこで異例ともいえる“マスコミ接待”が行われた。
「メディアと良好な関係を築いてきたジャニーズ事務所が、所属タレントのコンサートにマスコミ関係者を招待することは不思議ではありません。しかし、今回のツアーは数年前にドラマで一緒になったテレビ局スタッフや、過去のファッション誌の担当編集者ら大勢の人に声が掛かりました」(芸能リポーター)
声を掛けられた関係者は数百人規模にものぼったという。
彼らが通された場所もすごい。東京ドームの「スイート倶楽部」という、企業などが接待用に年間契約しているVIPルームだ。
「個室に通されるとそこには、豪華な料理とビールやウイスキーなどのアルコール類がたくさん用意されていました。コンサートが始まる前に食事をして、ゆっくり“嵐”を堪能してもらおうという趣向だったようです。個室から出ると、10席ほどの観客席があり、ステージを見下ろすような感じでした」(参加したマスコミ関係者のひとり)
コンサート中も“呼び鈴”を鳴らすと、係の女性が飲み物を席まで運んでくれたという。まさにVIP対応だった。
「ジャニーズ事務所の後継者といわれているジュリー藤島副社長も何度も挨拶に来てくださいました。コンサート終了後は、彼女が嵐を連れてゲスト挨拶に回っていましたよ。私服にスリッパ姿だったからか、当然、写真撮影はNGでした」(前出のマスコミ関係者)
20年いっぱいでの活動休止を宣言している嵐。ここまで大掛かりな“マスコミ接待”となると、何か特別な意図を感じる。
「今回の“ご招待”の理由のひとつは、ジュリーさんが事務所の後継者であることをアピールすることでしょう。そして、もうひとつの理由は、SMAPの解散騒動から始まった“ジャニーズ叩き”を和らげようという思惑もあるはずです。さすがにVIPルームで実物の嵐に挨拶されたら、厳しいことを書きにくくなりますからね」(芸能ジャーナリスト・浅見麟氏)
嵐のコンサートが後継者発表とマスコミ懐柔に使われたと知ったら、ファンはどんな気持ちになるだろうか。