なぜ空港でスーツケースが捨てられるのか 対応に苦慮する関空、無料引き取りサービス開始 | ジーコのブログ

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乗りものニュースより

関西空港のターミナル内でスーツケースが捨てられる事例が増加しています。このような「落とし物」は保安上も問題があることから、関空ではこれを無料で引き取るサービスを始めました。そもそも、なぜスーツケースが捨てられるのでしょうか。

客が自らの意思で放棄してくれれば…

 関西空港で2018年8月6日(月)から、空港利用者のスーツケースを無料で引き取るサービスが始まりました。

空港を運営する関西エアポートによると、第1ターミナルの国際線出発フロア(4階)の手荷物一時預かりカウンターでスーツケースを引き取り、集められたスーツケースは検品したうえで再利用するといいます。空港内で放置されるスーツケースは増加傾向にあり、空港の警備・保安面や、資源を有効活用する観点から、このサービスの導入を決定したとのこと。関西エアポートに詳しく話を聞きました。

――どれくらいの数のスーツケースが捨てられているのでしょうか?

 件数は年々増えていて、1日平均でも1、2個見つかります。放置されたスーツケースは危険物の可能性もゼロではないため、見つけたときは保安検査をしたうえで遺失物として処理しています。お客様がご自身の意思で放棄していただければ、保安上の懸念や手間が抑えられることから引き取りサービスを始めました。

――なぜ捨てられるのでしょうか?

 カウンターに預ける前に荷物を整理し、新しいスーツケースへ詰め替えることで、受託手荷物の超過料金を抑える目的が多いと考えています(編集部注:受託手荷物は重量やサイズのほか、個数に応じても超過料金が発生することがある)。空港内のカバン店でも古いスーツケースの引き取りを行ってはいるのですが、放置されたスーツケースが見つかるのは、出発フロアやそのゴミ箱の脇など、店とは関係のない場所が多いです

捨てているのはアジアの人が多い?

――どのような国の人が捨てているのでしょうか?

 国籍まではわかりません。ただ、関空はアジア方面の発着が多いので、そのような地域の方が捨てられるケースがあるでしょう。

※ ※ ※

 ほかの空港ではどうでしょうか。成田空港を運営する成田国際空港によると、同空港でも放置されたスーツケースは遺失物として扱いますが、テロ対策の観点から慎重に処理するといい、状況によっては物々しい警備態勢を敷いて処理に臨むこともあるそうです。そのような事例は以前からコンスタントに見受けられるものの、件数は近年目立って増えているわけではないとのこと。その点、「関空さんでは対応に苦慮されていると聞きます」と話します。

ちなみに、関空で利用者から引き取られたスーツケースは、サービスを共同で展開するオリックス環境(東京都港区)が引き取ったうえで検品し、再利用できるものについては、同社が取引のある中古品販売業者などに販売、壊れて再利用できないものは関空に戻すそうです。ただ、「再利用できないものはほとんど出てこないと見込んでいます」(オリックスグループ広報)とのこと。

 関西エアポートの株主であるオリックスグループはリース事業を行っていますが、オリックス環境はリースから戻ってきた物品の販売などを行っている会社です。空港でスーツケースの放置が増えていることについてオリックスと関西エアポートが話すなかで、オリックス環境の販売ネットワークを活かしてその対策を手伝えれば、ということで今回の協業に至ったそうです。

【了】

 

 

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