もう飲まずにいられるかも。脳の免疫系に作用してアルコールへの欲求を抑制する薬が開発される | ジーコのブログ

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エイサイトニュースより

平日の晩だというのにキンキンに冷えたビールや香り豊かなワインが飲みたくて仕方ない。明日の仕事に差し支えるとはわかっていても飲まずにはいられない。

 アルコールへの欲求はしばしば仕事のストレスで強まるものだ。飲まなきゃやってられないってやつだ。

 しかしこうした習慣は一週間のうちに飲んでも構わないとされるアルコール摂取の上限を超えて飲んでしまう原因にもなる。それは癌、高血圧、肝硬変といった深刻な病気のリスクを高める。

 だが将来的には、こうした欲求を簡単に抑えることができるようになるかもしれない。オーストラリア・アデレード大学の研究者が、アルコールを飲みたい気持ちを薬で抑える道筋を示しているからだ。

【免疫系に作用するナルトレキソンがアルコール欲求を抑える】

 研究チームがマウスを使って試験したのは、ナルトレキソンというアルコール依存症患者の治療に使用されているオピオイド系薬である。

 ナルトレキソンは、以前から深酒との関連性が指摘されていたTLR4という受容体に結びつく。こうすることで、お酒を飲んだことによる高揚感を抑える作用を発揮するのである。

 研究チームはこうした免疫受容体を阻害してしまうことで、特にアルコール依存症というわけではないマウスが夜に感じる飲酒欲求を緩和できることを発見した。

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【アルコールはドラッグの一種、依存性は高い】

 研究の中心人物ジョン・ヤコブセン(Jon Jacobsen)博士によると、アルコールは世界で最も消費されているドラッグであり、それゆえにアルコールへの衝動を感じる生物学的メカニズムを理解する必要性がこれまでにも増して高まっているという。

実は体内時計として知られる概日リズムがドラッグの摂取欲求に影響することが知られている。そのピークとなるのが、脳がドラッグに起因するエンドルフィンによって最も強く報酬を受ける夜である。
 
 本研究は、脳の免疫系と夜間の飲酒との関連を示した最初の研究の1つだ。

viabiospace / neurosciencenews / sciencedirect:など/ translated by hiroching / edited by parumo

記事全文はこちら:もう飲まずにいられるかも。脳の免疫系に作用してアルコールへの欲求を抑制する薬が開発される(オーストラリア研究) http://karapaia.com/archives/52246340.html

 

 

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