毎日新聞社 2017年8月20日
「国石ヒスイを東京五輪メダルに」と活動開始を宣言した米田市長=新潟県糸魚川市役所で、浅見茂晴撮影
「2020年東京五輪のメダルに糸魚川のヒスイを使ってほしい」−−。縄文以来のヒスイ文化を持つ国内最大の産地、新潟県糸魚川市が、メダルの一部にヒスイをあしらってもらうよう、活動を始める。
米田徹市長が10日の記者会見で表明した。ヒスイは昨年9月、日本鉱物科学会により「日本の石(国石)」に選定。これを機に米田市長が「ヒスイをメダルに」と考えていたところ、民間からも同様の考えが寄せられたことから、「糸魚川をPRできるチャンス」として官民で取り組むことにしたという。
市の伝統工芸である加工技術を活用し、金、銀、銅メダルの一部にヒスイをはめ込んでもらうことなどを想定している。県に趣旨などを説明して、理解を求めていく。浅見茂晴【】