不老長寿は幸せなの? 800歳まで生きた姫の伝説が残るお寺に質問をぶつけてみた | ジーコのブログ

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Excite Bit コネタより

 

 

120歳のときに、髪をそって尼の姿「比丘尼(びくに)」となり、諸国巡遊の旅に出た。最後は、生まれ故郷の若狭にもどり、空印寺の脇にそびえる後瀬山(のちせやま)の山のなかに庵を建てて暮らしていた。
一般的には、ちょうど800歳になったころ、洞窟に八百比丘尼がみずから入定したといわれているが、空印寺に伝わる話はすこしちがう。空印寺第5代の住職の夢枕に八百比丘尼の霊がたち、「魂のよりどころがなく苦しんでいる。助けてください」と懇願。当時の住職が、冒頭の洞窟に名前を彫った石を安置したところ、静まったと伝えられているそうだ。八百比丘尼は後瀬山のどこかで最期を迎えたことになっている。

住職にとって、八百比丘尼は観音様のような女性のイメージであるという。
「八百比丘尼は各地でいいことをされています。井戸を掘ったり、仏閣を建立したり。800年も生きておられると知識の蓄積も大きいので、たぶん、いろいろなことで人を助けたのではないでしょうか」(岸本住職)
ちなみに長い人生で7回結婚したといわれているそうだ。美人だったというから相手には困らなかったのかもしれない。

最近は、八百比丘尼入定洞に健康長寿を祈りに来る人も少なくないという。住職は、不老長寿をどう思っているのだろうか?

「800年生きてみないとわからないですが、不老長寿への憧れや興味はないですね。八百比丘尼も死ねないことに苦しんでいたのではないでしょうか。自分の孫まで死んでいる段階で、なお自分が若いままで生きているのは苦しいことじゃないかなと思います。その苦しみがあったから、人を助けることを自分の喜びとしていたのかもしれません。人が亡くなる苦しみを人一倍見ているので、辛かったんじゃないですかね。不老長寿がつまみ食いの罰だという人もいますが、ちょっと厳しすぎますよね」(岸本住職)

人が亡くなる苦しみを一般の人よりみている住職の言葉には説得力がある。

 

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