「芦毛の怪物」競走馬オグリキャップの命日。7月3日 | ジーコのブログ

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オグリキャップ

地方競馬から身を起こし、実力一本でスターダムにのし上がったオグリキャップ。激動の時代・昭和の終わりに現れた1頭のサラブレッドは、ハイセイコー以来の競馬ブームを巻き起こし、日本の競馬を新たな時代へと導いた。
 天の配剤というべきか。連勝街道をひた走りながら、クラシック登録を持たないばかりに三冠への道が閉ざされていたオグリキャップは、やがて最強の好敵手タマモクロスと出会う。“白い稲妻”と“灰色の怪物”――人気を二分しての芦毛対決は心躍るものだった。両者のずば抜けた能力が、互いを引き立て、輝かせた。
 そのタマモクロスが引退し、旧5歳を迎えたオグリキャップは、不屈の闘志と頑健さで競馬ブームを牽引する。絶望的な位置からバンブーメモリーを差し切ったマイルチャンピオンシップ、そこから連闘で挑み、勝ち馬と同タイムの世界レコードを叩き出したジャパンカップ。限界まで死力を尽くす姿にファンは痺れ、涙した。だが、その年6戦目の有馬記念で力尽きたオグリキャップは5着に敗れ、人気の絶頂にありながら年度代表馬のタイトルを取り逃す。激闘の代償はあまりにも大きかった。
 翌年、オグリキャップはたび重なる脚部不安に苛まれ、秋の天皇賞、ジャパンカップと惨敗を喫す。「オグリは終わった」、そんな風評も聞こえてくるなか、彼は4番人気で生涯最後のゲートに赴いた。第35回有馬記念。多くのファンが逡巡のはてに、オグリという名の夢に賭けた。
「さあ頑張るぞ、オグリキャップ!」
 実況の声に弾かれて、白い馬体が伸びた。朽葉色のターフに燃え盛る“炎”。絶望の淵から、オグリキャップは甦った。スーパーヒーローのラストランは、劇的な勝利で幕を下ろしたのだった。
 爆発的なオグリブームは、くしくもバブル最盛期と一致する。うたかたの時に生きたオグリキャップは、ひたすら走り抜くことで私たちの胸を熱くした。白い炎の記憶は、不滅の真実として、競馬史に刻まれている。


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