[中央] 2015年06月28日(日)15時45分
道中は2番手でレースを進めた川田将雅騎手騎乗のラブリーデイが、後方から追い込んだデニムアンドルビーをクビ差退けて優勝。3連覇がかかっていたゴールドシップは大きく出遅れ、直線も伸びず結果15着となった
28日、阪神競馬場で宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)が行われ、2番手でレースを進めた川田将雅騎手騎乗の6番人気ラブリーデイ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が、直線で前を交わして先頭に立ち、最後は後方2番手から追い上げた10番人気デニムアンドルビー(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)をクビ差退けて優勝した。勝ちタイムは2分14秒4(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に11番人気ショウナンパンドラ(牝4、栗東・高野友和厩舎)が入った。なお、3番人気ヌーヴォレコルト(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)は5着、2番人気ラキシス(牝5、栗東・角居勝彦厩舎)は8着に終わった。また、宝塚記念の3連覇がかかっていた1番人気ゴールドシップ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)は、ゲート内で立ち上がって大きく出遅れ、直線も伸びず結果15着となった。
勝ったラブリーデイは、父キングカメハメハ、母ポップコーンジャズ、その父ダンスインザダークという血統。年頭の中山金杯を皮切りに、ここまでに重賞3勝を挙げていた馬が、その勢いのまま春のグランプリも制し、今年の上半期を締めくくった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ラブリーデイ(牡5)
騎手:川田将雅
厩舎:栗東・池江泰寿
父:キングカメハメハ
母:ポップコーンジャズ
母父:ダンスインザダーク
馬主:金子真人ホールディングス
生産者:ノーザンファーム
通算成績:23戦7勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:2015年京都記念(GII)
【川田将雅騎手のコメント】
この子が力をつけてきて、GIの舞台まで勝ち切ってくれたことが何より良かったと思います。(道中は)前々で競馬をしようと思っていて、ペースも遅く楽に2番手をとることができたので、あとはとにかくリズムだけに気をつけながら乗りました。終始いい流れでゆったりと運べていた分手応えも良かったですし、馬場もしっかりこなしてくれていたので、何も心配なく直線で追い出すことができました。本当に力をつけているなと、改めて実感しました。