毎日新聞社 (2014年10月10日 07時21分 更新)
男子個人総合決勝であん馬の演技をする内村=中国・南寧で2014年10月9日、長谷川直亮撮影
【南寧(中国)田原和宏】体操の世界選手権第7日は9日、男子個人総合の決勝があり、2012年ロンドン五輪金メダリストの内村航平(こうへい)(25)=コナミ=が91.965点で優勝。自身が持つ史上最多記録を塗り替える5連覇を達成した。内村は世界選手権で種目別を含めて通算7個目の金メダルとなり、1960~70年代の「体操ニッポン」の黄金時代に活躍した監物(けんもつ)永三、中山彰規(あきのり)と並び、日本選手で最多となった。予選6位の田中佑典(ゆうすけ)(24)=コナミ=が90.449点で銅メダルを獲得した。
内村は最初の種目となった床運動で着地をぴたりと決めて好発進。ただ一人、全6種目で15点台を出す安定感のある美しい演技を披露した。田中は5種目の得意な平行棒で15.883点の高得点をマークしてメダルに届いた。
◇まだまだかな…内村航平の話
金メダルで5連覇で、結果として見たら良かったが、平行棒と鉄棒がちょっとしんどかった。あそこで失速してしまい、まだまだかなと思う。
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