毎日新聞社 2014年5月23日
イベント当日はスマホひとつで入場。アプリに表示されるチケットを「もぎる」だけ
スマートフォン用電子チケットサービス「ｔｉｘｅｅ」（ティクシー）を運営するライブスタイルス（東京都渋谷区、松田晋之介社長）が設立３周年を迎えた。Ｊリーグの試合やコンサートツアーなどの大規模イベントでも導入されるなど普及が進んでおり、５月にはシンガポールに現地法人を設立した。今夏にはタイへの進出を予定しており、“世界標準獲得”に乗り出した。
ティクシーは、ウェブやアプリで購入したチケットがすぐに手元に届き、入場はスマホ１台で行える世界初のサービス。誰でもイベントを簡単に作成し、チケットを販売することも可能だ。特に、映画館などの入場口で入場券の半券をもぎ取ることを指す「もぎり」をアプリ内でできる特長が人気を呼んでいる。ティクシーの利用には、無料の会員登録が必要。
１６日に３周年を迎えた同社は、進出したシンガポールですでに２件の大型イベントの興行チケットを販売し、同地での本格的な活動を始めている。さらには、シンガポールの現地法人を拠点に、今夏のタイ進出など東南アジア展開を視野に入れている。