時間の使い方が下手になったからなのか、単に忙しいのか、最近は小説を書く時間も無く悶々としておりましたが、先週から
https://shindanmaker.com/375517
こちらの診断メーカーを使って出たお題に沿って、1日1話140字小説を書くこと思いつき、書き始めてみました。
脳トレみたいで何か楽しいです。1日2題となるとちょっと難しいのが我ながら意外です。
1/10 お題『こっち見てよ』
「こっちを見てよ」とその花は訴えた。
「いい香りだね」その声に耳を傾けてくれたのはワンちゃんと、
「綺麗だね」そのリードを引くおじいちゃん。
スマホを手にした少女には、どうやらその声が届かなかったみたい。
彼女の手の中には、もっと豪華で華やかな花が咲いていたから。
1/11 お題『きっと大丈夫』
[ 医学部合格、おめでとう!]
日記の明日のページに、一年前の私はそう書き込んでいました。
目標の達成を心の中に明確に刻むことで、その目標は現実のものとなる。
「きっと大丈夫……、いや、合格してるに決まっているよ。お祝いは新型のノートパソコンがいいな」
1/12 お題『いつかの夢の続き』
生活のために諦めたあの頃の夢。
いつしか情熱を失い、野心も失ってしまった。
生活が安定した今では、加えて体力と判断力までも失ってしまったようだ。
今さら名誉名声などは望んでもいないが、ただあの頃の熱い気持ちを取り戻したい。
そう思うのは恥ずかしいことなのだろうか。
1/13 お題『二人だけの王様ゲーム」
「王様、お飲み物をお下げしますね」
「あぐぅ、しゃっ」
「はい。では、お召し物を交換致しましょう」
「おががしゅ」
「王様、おむつの具合はいかがですか?」
「あか」
「それは良かったですね」
「おぁ……おかーしゃん」
「王様ぁ!なんともったいなきお言葉」
1/14 お題『境界線の引き方』
「これが境界線可視化装置だ。これを使えばあらゆるものの境界を見ることができるぞ」
「おぉ博士、それは素晴らしい」
「では早速」
「何が見えますか?」
「アイスクリームが溶けかかっておる。その境界が見える」
「スゴイですね!」
「そしてココが140文字の境界じゃ」→|
1/15 お題『君の気配』
「今、改札を抜けたとこ。あと5分くらいかな」
私は彼の足取りを頭の中でトレース。
エスカレーターを上がって、通路を抜けて、陸橋を渡って角を曲が……あれ?
ルルルルル
「お待たせ」
携帯なんか鳴らさなくても、君の気配には気づいていたよ。
息、切れてるじゃん(笑)
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では、また来週 ('-^*)ノ