やっと6月に観た映画!!
リーは心を閉ざしアパートの便利屋として人とは最低限の関わりしか持たない生活をしていた。
兄の危篤の知らせを聞き、故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーへ戻ったリー。
しかし、兄はすでに亡くなり、遺言で甥のパトリックの後見人に指定されていた事を知る。
故郷で甥の面倒を見ながら、心を閉ざすきっかけとなった過去と少しずつ向き合っていくが…というようなお話。
ネタバレ感想です〜。
これは見て良かったわ〜!
ちょいちょい挟まれる過去の回想のリーが今と全くの別人で(・・;)
ホントこれなにがあったのだろう?と。
明るいリーと別れた奥さんの関係は、特に女性から見るとイラッとする描写もあったりしてね〜(-""-;)
うーん、これはそのうち性格の不一致で離婚されても仕方なしな気はするけどな〜。
でもここまで暗くなる理由も、子供たちが一切話しに出てこないほどの理由でもないような…
そんな風に思いながらリーとパトリックのやり取りや、街の人との交流を観てた訳だけど。
パトリックも、親が死んでもなんとなく飄々としてて、浮気やバンド練習(ヘタクソな歌と演奏がまた…)やエロに勤しんだりしてたのだけど、冷凍チキンを見て取り乱す様子には胸が締め付けられました(ノω・、)
ちょっとぎこちないパトリックとのやりとりだけど
元々なついてたし、なんとか良くしようとするリーも観てて良かったなぁ
話とは関係ないけど、自分は自分が死んでから遺体が冷凍されるのになんら抵抗はないし、自分の親でもすぐにお葬式が出来ないなら冷凍した方がいいだろうって思うのですが、火葬をしたくない、自然に土に還りたいという文化の人は冷凍されるのも嫌なのかなぁ?と。
前に火葬で焼かれるのが怖いキリスト教徒の人が、だんだん土に帰るのが良いんだ!と言ってたのでちょっと気になっちゃいましたよ〜。
冷凍される施設はある訳だし、リーは受け入れてたし、若くして親を失ったばかりのパトリックだからというだけかもしれないですけど(^▽^;)
そして実の母親と再婚相手とのランチ。
あそこにホントにリーも同席してたらいたたまれない度がどれだけだったか( ´艸`)
リーの方の原因も途中で明らかになるけど、自分が罪に問われないというのもそれはそれで辛いんでしょうね。
罰を受けたからって、乗り越えられる訳じゃないけど。
女は強い!?でも火事の直接の原因じゃないってのも大きいかなぁ
街で赤ちゃんを連れたランディと偶然出会って話すところなんて、涙なしに見れない…(iДi)
パトリックの後見人の件も、乗り越えられないって呻くように伝えるところも辛い。
話の途中でも、お兄さんの良い人ぶりが何度も言われるけど、友人が後見人を引き受けてくれたのも、リーがちょっとだけでも前に進める事になったのもお兄さんの人柄のおかげよね〜。
お兄ちゃんいい人!!!
状況が劇的に良くなるなんて事はないけど、ちょっとホッとするラストにやっぱり(ノω・、)
正直この頃はガーディアンズとそのサントラに頭をやられてて、ちょっと地味めなヒューマンドラマ映画を観る気力が失せてたんだけど(^▽^;)
ちゃんと観ないとダメね〜!
観に行けてよかった!