仕事始め。本業の方が一段落付いたので、サブガレージから1960 Elite Mk-1を引っ張り出して、現状を画像に納めておく事にしました。まずは運転席を降りたつもりで、ドアのメッキ部分。

ドリップモールはS/S製?状態はまずまず。ウィンドウフレームはブツブツです(T_T)。要再メッキ。ウィンドウは巻き上げではなく取り外しタイプです。ラバーが痛んでいます。要交換。

アクリル製のウィンドウガラスをロックするメカニズム、押さえのプレートが痛んでいます。こんな部品手に入るのか?

ウィンドウフレームの前方部分も同様、メッキの痛み激しい(>_<)。

運転席側のドアミラーは往時の「ALEXANDER」製。但し、運転席側にしか付いていません(T_T)。

脚のクロームメッキも痛んでいます。似た様なデザインのレーシングミラーに交換するか?個人的にはレイヨット型はレーシー過ぎて似合わないと思います。お次は運転席側の前側のドアチリ部分。ここに限った事ではありませんが塗装が痛み過ぎています。

ドアが少し摺るのでしょうか?サイドステップ部分。

前に回りましょう。ワイパーブレードのゴムはちぎれかかっています(>_<)。

ワイパーアームの付け根のカバー、ウォッシャージェットのノズルもメッキが痛んでいます。要交換。

それより何だか穴を開け間違えて直した跡の様なのが気になりますね(^_^;)。おまけに左右でワイパーアームの格好が異なります。

まぁアームと言いブレードと言いさほど入手困難な部品ではありません。エアーインテークグリルのメッキは例によって酷い。交換か再メッキ(して綺麗になるかどうか?)。フロント・ウィンドウのラバーは硬化してガチガチですがフィラーモールもくすんで寸足らずです。

一見してミニやエランのフィラーモールと共通部品であると察しが付きます。前に回りましょう。ヘッドライトはずっと曇ったままです。

当時ものなら英国規格のバルブで余り互換性がありません。拘らなければせめてH4球の入るフェイクのLUCASスリーポイントに交換してしかも裏技を使って夜も明るく走れる様にしましょう。ポジションランプはエランの物と良く似ていますが異なります。ターン・シグナル・ランプ(ウィンカーレンズ)は、

LUCAS/L594のガラス製ですね。バルブ交換はガラスのカバーをこじて取り外します。現車のラバーは例によってかちかちなのでそんなことしたらどうなるか?幸い新品の入手は困難ではありません。古いミニにも使われている部品ですから。さて、先の画像でお判りかと思いますが、オリジナルは確かステンレス製だったはずのフロントバンパー。現車はなんとFRP製です。

これをどうするか?リアもFRP製なのですが、リアの新品は(その気になれば)手に入りそうです。でもフロントの新品は入手困難です。バンパーを外してレーシング風にするというのは良くある手法ですが、あくまでもロードユースを目的としたレストアですのでそれはしたくありません。と言う訳で現状のバンパーをメッキする方法を考えます。ちなみにフロントグリルも綺麗にします。それにしてもこの配線何だろう?ぐるっと回って助手席側のフロントタイヤ&ホィール。

15インチ・ワイヤーホィールはシルバー塗装のタイプです。少しリムに凹みがあります。スピンナーはそれなり。望めばメッキのワイヤー・ホィールも新品のスピンナーも手に入ります。タイヤは、


ミシュランXZX,145SR15。こちらも随分古い物なので、今では国内で調達可能な「ミシュランXAS-FF,145R15」に交換しましょう。当然タイヤ・チューブも新調します。左後輪のサスペンションの一部。

このアームの付け根に件のラバーボールがあるはず。要交換ですがその話はいずれまた。サスを見ていたら思わぬ所に職権打刻を見つけました。

これシャーシーじゃなくてリアのストラットチューブなんですけど(>_<)。となると何が何でもこの部品と一蓮托生って事?正に「蓮車」!その後輪にはマッドガードが付いています。

バンパー下は黒に塗るのが正しい?

リアウィンドウのラバーもモールもフロント同様。

後部・左側・ストップランプとマーカー。トランクの塗装は既に剥がれあり、50年前のFR生地が見えます。

左側はランプ周囲のメッキが綺麗。でも右側はブツブツ。

となると左側は一度交換したか?なぜ??トランクのロッキングレバーはエランS3と同じ、但しメッキの痛みあり。日本のナンバープレートステーはもう少し傾けても良い様に思う。

これも何だか間違って穴を開けた跡を直したのか?ガソリンのフィラーキャップ周辺。

フィラーキャップは当然モンツァ・タイプに交換、アストン・タイプはいかついのでバツ。と言う訳でようやく外回り一周しました。次回はこれまた問題山積みの内装編かな。乞うご期待!