国民あっての赤十字の、残念な動画の話? | 活字と馬の日々の個人ニュース

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土曜夜。NHKのラジオ第一は「きょうのニュース」、総合テレビは「ニュース7」が報じた、赤十字こと日本赤十字社の「ウイルスの次にやってくるもの」と言う動画。残念ながら、国民と言う主語が抜けた状態で公開されてるんだよね。


今回は、ユーチューブにアガってるこちらの動画を合わせてご覧頂きたいんだよね。


NHKが紹介した今回の赤十字の動画は、当然のことながら、ザ・ウイルスこと新型コロナウイルス感染症(COVID19)についてのさまざまな問題を受けて制作されたものであり、主に国民の団結を訴えるはずの内容なんだけど、僕が見ていて残念だと思った理由はズバリ、「国民」と言う主語が抜けてると言う事実だったんだよね。

赤十字、イスラム教国で言う赤新月は、各国政府から独立し、各国の国民の皆さんからの社費、あるいは企業や団体からの寄付金で運営されている組織であって、各国の赤十字・赤新月には、それぞれの地域の国民や企業・団体に対する説明責任があることは明らかなんだけど、肝心の説明責任を果たせないとなると、活動に対する疑いを持つ可能性があることへの理解が欠けていると、個人の感想ながら感じてしまったんだよね。

今月・5月、我が国、つまり日本の赤十字・日本赤十字社にとっては「赤十字運動月間」であり、「救うを託されている」と言う言葉をテレビCM、つまりコマーシャルでたびたび聞くんだけど、もちろん当然、主語である国民が救うを赤十字に託していることは疑う余地のないはずなんだよね。だったらすべての国民に分かるような中身・内容の動画を作るのが当たり前の当然のはずなのに、それを忘れてる、出来てないとしたら、そう言った真実を知った途端。自治会や町会・町内会を通じて社費を払ってる国民はきっと、「自分たちは赤十字にコケにされてる」と感じるはずなんだよね。

赤十字は数十年前に、女優の藤原紀香氏に「想像力を」なんて言わせてる前科があるんだから油断も隙もあったもんじゃない。社費を営々と払ってる国民に対する想像力があるのなら、もう少しわかりやすい動画を作ってくれても良くね?なんて思ってるんだよね。

ザ・ウイルスは、赤十字にも赤新月にも、支える各国の国民にも平等に感染リスクがある、いわばお互い様的な感染症のひとつ。だからこそ赤十字・赤新月には、各国国民に分かりやすい情報提供をお願いしたいし、最前線で患者さんを救うために頑張って頂きたいんだけど、今の赤十字は実に心許(こころもと)ないと思ってしまったんだよね・・・。