木曜日付の中国新聞。1面は7月豪雨を受けた連載「いのちを守る」にバシッとハマる、大雨防災情報改革に向けた話なんだけど、いくつかの言葉が、僕の首をひねらせるんだよね。
前日の水曜日に、政府の中央防災会議のワーキンググループ、つまり作業部会が、大雨防災情報、いわゆる風水害に関する情報について報告書案をまとめ、災害が発生する危険度と、発災前・発災後に住民にとってほしい行動とを、危険度と緊急性に合わせ、レベル1からレベル5までの5段階区分、いわゆる「大雨・洪水警戒レベル」で示す方向で検討してる、って言うんだよね。
この作業部会の報告書は、大雨に関する災害対策に関して「防災、つまり災害対策は地元住民が主役であり、住民が生き延びることが肝心。政府や自治体は最大限支援する」と言う考えを貫いてるんだよね。
確かに実際に災害に遭い、大変なことになるのは地元住民なんだけど、防災情報の言葉次第では、その時にやるべきことが分からなくなることもあるので、表現には十分注意して頂きたいんだよね。
例えば、レベル5、河川の氾濫(はんらん)などが起きた場合に発表される災害発生情報で使われるはずの「命を守る最善の行動」。
おそらく「避難行動」のことなんだろうけど、住民主役を言うのなら具体的な説明が必要なはずであり、災害対策のための様々な取り組みを通し、住民に分かるように教えてもらいたい。さもなければ、発災した際、あるいは特別警報などの警報が出た際に適切だと思う方法を実行して住民が生き延びる見込みや可能性は下がってしまうはずなんだよね。
これはレベル4の緊急避難指示、避難勧告、土砂災害警戒情報の発表にも言えることだけど、こう言った時は「生き延びるために、市区町村が指定する避難場所に急いでください。避難場所に向かうのが危険な場合や時間的余裕がない場合には、崖の反対側など、建物内の安全な場所へ移動しましょう」と言った表現をすべきだと考えるけど、東京大学総合防災情報研究センター教授の田中淳氏は、TBSニュースに対してもっと具体的に「レベル4の段階で行動しましょう」と、語ってるんだよね。
避難準備・高齢者等避難開始勧告や大雨・洪水警報の発表はレベル3で、いわゆる災害弱者、つまり避難所に向かう際に手助けが必要な人々はこの段階で避難所に向かってもらい、そうでない人も避難所に向かう準備をしてほしいとのこと。
大雨・洪水注意報はレベル2にあたり、いわゆる災害弱者、つまり避難所に向かう際に手助けが必要な人々はこの段階で避難所に向かう準備をしてもらおうと言うもので、そうでない人はハザードマップや避難場所、避難経路を確認してほしいと言うこと。
数日以内にレベル3に相当する大雨が予想される場合がレベル1で、最新の気象情報に注意し、この段階ですべての人に大雨対策を求めることになるんだよね。
まあ、香港には昔から台風情報はシグナルと言われる災害警戒レベルが使われてるからわかりやすいけど、やっと平成末期になって我が国に導入しようと言うことに相成りそうだけど、その際は、役場の防災行政無線などで「緊急放送。○○地区に避難勧告。○○川、洪水警戒レベル4。指定避難場所に向かうか、建物内の安全な場所に移ってください」と言った文面でアナウンスして頂きたいんだよね。
ほかにも大雨対策はたくさんあるはず。これからも不連続で書かせてもらうつもり・・・。