新年あけましておめでとうございます
最近は、家でずーっと勉強しています
1日最低8時間ほどですかね
転職活動の一環なので、今月中はこの勉強ペースを崩さず頑張りたいです
しかし、長時間の座位に適した勉強の環境が家になく、座り続けると逆に体に負担がかかるわけで、
ひどい肩こりや腰痛に悩まされるようになってしまったため、
運動をしなくてはと思い、久々に体を動かすべく、さっきこの真夜中1時にランニングに行ったんです
いつもは近所の公園のランニングコースを走るのですが、今日はなぜか引き寄せられるように、
ただただ民家が集う、全く知りもしない小道を走っていったんです
そうしたら、偶然にも昔、転校前に通っていた小学校の通学路に出て、その懐かしさから小学校を見に行ったんです
工事していたのは知っていたんですが、私の知っている学校は跡形もなくなっていました
元々1000人の生徒が通う大規模な学校で、建て替え後はその巨大な土地を生かして、
まったく違う学校に生まれ変わってたんですよね
近所にある転校先の小学校も工事で全面改装しており、私の記憶にある小学校はもうないんです
別に悲しいとかそういった感情はなかったんですが、何か、自分が過ごしてきた時間の痕跡を見つけたくなって、
学校の周りを思いのままにランニングしていきました
水溜り公園って呼ばれてた(ただ雨が降ると水が溜まるため、生徒代々そう呼ばれてただけで、
誰も正式名称は知らない)公園がここにあったな、とか、
そういえばこの大通りをはずれるとすごい小さくてかわいい知る人ぞ知る文房具屋さんあったな、とか思って、
記憶を頼りにランニングしてたんですが、どんどん知らない道に入っていく
そうしたら、保育園に通っていた時に来ていたような覚えがある道を見つけたんです
小学校が2つともなくなってしまったこともあって、どこにあるか皆目見当もつかないけれど、
ちょっと保育園を探してみることにしました
頭の奥底の記憶に微かに残っていたのは、保育園の前の大通りに、
ニューヨークののフラットアイアンビルディングみたいな焼き鳥屋みたいな建物があったかもしれない、という情報だけ
何せ、卒園後の27年前以来行ったこともないため、それ以外のことは何も覚えていない
↓こんなやつ
当時はもちろん親の送迎があり、基本歩くことはなかったため、行き方は何も思い出せない
記憶にある上記の建物も、遠足の日に見た記憶があり、保育園とは関係がないのかもしれない
加えて、夜に来たことなどもちろんなく、保育園の外観もほとんど覚えていない
それでも、ここ歩いたかもしれない、来たことがあるような気がする、
そんな感覚で道を進んでいた
もしかしたら、もうないのかもしれないけど、それでもなぜか行ってみたいという気持ちを抑えきれなかった
歩いても歩いても、細い小道ばかりで、保育園がある様子などまったくなく、
さすがに見つからないか、そう思っていたら、まさかの
トの字型の路に、茶色い建物
唯一覚えてる情報の建物が見つかったんです
でも、保育園はない
全然大通りじゃないし
ああ、やっぱり、記憶違いなのかも
そう思って、この建物の前の工事中の様子を覗き込んでみた
ずいぶんと大きい敷地
何枚ものボードに張り出してある工事の情報を確認する
土地の所有者が宗教法人、と書いてある
ずいぶんと立派な宗教施設だなと思いながら、となりのボードを見てみる
「○○○保育園」
ああ、やっぱり
本当にここだったんだ
一気に色々な景色、光景、思い出が鮮やかに蘇りました
よくよく見たら、昔プールがあったところに、モザイクタイルの残骸がありましたね
建物はなくなっていましたが、入り口前の通路はまだ形を残していました
確かに、ここにあった
ここに生きていた
当時の父と母についてはもちろん、送り迎えをしてくれていた母の友人や、
多忙の母に代わって大阪から面倒を見にきてくれた大好きだった祖母についても思い出す
私もみんなも歳をとって、当時未就学児だった私は33歳になり、
またある人は亡くなり、ある人は連絡を取らなくなり、
父も母も最近は少し話が通じないこともあったりと、
少し寂しい気持ちになりましたが、それが人生であり、
この感情を経験できる人生を今こうして歩めているのは、
決して悲しいことではなく、むしろすごいありがたいことなんですよね
甘えていないで、しっかり人生をまっとうしなきゃ、そんな気持ちが自然と湧き上がってきました
工事の内容を見ると、工事期間は今年の2月から4年ほど続く大掛かりなもので、
2月からは敷地内のすべてが完全に一掃される予定のようです
四半世紀以上も前の卒園以来、行ったこともない保育園が、
あと1ヶ月も待たないうちに残骸すらなくなるというタイミングで、
色々な偶然が重なり、吸い寄せられるようにランニング中その保育園に足が向かうという、
本当に、不思議の国のアリスの世界が現実に起こったかのような、不思議な年初めでした
もう少し勉強して、今日は寝ようかと思います
今年もどうぞ、よろしくお願いします