こんにちは、リノベーゼです。
今回は、前回の「床材」に続き、「壁材」編に入ります。
その中でも、「量産クロス」について書いて参りますよ~
壁紙は大きく分けて
A. 塗り壁 ・・・ 漆喰/珪藻土など と
B. クロス ・・・ 紙クロス/布クロス/木質系壁紙/無機質系壁紙/オレフィン壁紙など がありますが、
日本で9割以上普及しているのは「ビニールクロス」なのだそうです。
何故かと言うと、
・施工しやすい
・手入れが楽
・デザインが豊富 などのメリットがあるからなのですが、何と言っても
・比較的安価 なことが一番の理由でしょう。
私の友人で、かよわい女性の身でありながら一戸建ての壁に全て自力で漆喰を塗った
という猛者がいまして、私ももっと体力があったならやってみたかったと思います。
漆喰や珪藻土の方が健康的な材料と言う気がしますし。
でも、今回のリフォーム工事はやや遠方でもあり、ここはもう、価格重視、ビニールクロスに決めました
そこでまたしても、ビニールクロスに関してネットでせっせとお勉強
結果、わかったことは、ビニールクロスも大きく分けて2種類、
①1000番クロス(機能クロス/ハイグレードクロス) と
②量産クロス(普及品クロス/スタンダードクロス) があるのですね。
建築会社・リフォーム会社から見積書が出たら、どちらなのかチェックしてみましょう。
価格に関して言えば、量産クロスが断然安いです!
賃貸向けなどに沢山生産されているのでその分安いのですね。
㎡価格では小さな差でも、3LDK壁面積で10万円~15万円くらい違ってくるそうです
では、高価な1000番クロスの方が質も良いのでしょうか??
・・・と言うと、その辺はひと言では言い切れないようですね。
・施工性
1000番クロスは、薄くのっぺりしたクロスを選ぶと凸凹が出てしまう。
量産クロスは施工性が良く、職人さんの腕に左右されにくい。
・色柄のバリエーション
1000番クロスは迷ってしまうくらい豊富。
量産クロスは使用しているインクが少ないので色や柄に限りがある。
・機能
1000番クロスはそのクロスによって様々な機能がある。
量産クロスは全て「防カビ/シックハウス対応/準不燃(難燃)」だが、その他の機能は少ない。
・生産継続性
量産クロスは長期生産されているので、部分補修などに永く対応可能
以上のことから、量産クロスが質が劣る、と言う訳ではないことがわかってきました。
また、機能性に関して調べると、例えば「消臭機能」があるからと言って、
その機能に大きく頼れるほどのものでもないようです。なーんだ
・・・であるならば。
大きな面積を占める無地の白壁紙 → 量産クロス を選んで、
アクセントクロス → 1000番クロス から気に入ったものを選ぶ
のがいいような気がしてきました
メーカー別で見ると、量産クロスは
サンゲツ ・・・・ SP
トキワ ・・・・・・・ パインブルS
シンコール ・・・ SLプラス
ルノン ・・・・・・・ マークII
東リ ・・・・・・・・・ VS
リリカラ ・・・・・・ BASE
と言う名称のカタログになっています。
さて、そこで我が家の選択です。
リリカラのBASEカタログを見ていると、「LBX-9500」と言う量産クロスに目が留まりました。
表面に凹凸が付いていて光沢もあって、アクセントクロスとして良さげ
機能は別に拘らない、とは言え、「トップコート」「表面強度アップ」「抗菌」も付いてます
じゃー奥さん、1000番クロスでなくてもこちらでいいじゃありませんか
そして実際に我が家で施工した結果ですが、
こちらのサンプルもリリカラから取り寄せては見たものの、大きな面積で見た訳ではなく、
実際に壁になるまでは不安でしたが、出来映えはとても良かったです
↓寝室の壁
↓洗面台横
↓キッチンの天井(ロフト下の下がり天井部分)
の計3ヶ所に使用しました。
キッチンの天井は、上のロフトの高さを確保するために他の居室よりも低くしたのですが、
それならむしろ低さを強調した方がメリハリがつくだろうと思って暗い壁紙を選びました。
(一般的には天井の色を床よりも濃くすると圧迫感が出ると言われています)
付け梁の木部は白木のままにしたので、重苦しくはならなかったと思います。
三か所とも気に入っております
一方、白い無地の壁紙は、天井も含め全ての部屋で一種類にしました。
値段は変わってきませんが、一種類にするとムダなハギレが出ずエコですし、職人さんも楽かな、と。
勿論、一種類にしなければいけない訳ではありませんよー。
ひとつ注意点があります。
白の壁紙は目の錯覚でサンプルで見るよりも壁に貼るとかなり白くなるらしいので、
プロに床や扉の色を伝えて微妙な色合いの違いを相談した方がいいそうですよ~
我が家は、リリカラの量産クロスで機能付きのものが結構あったので、
その中から石目調のものを幾つか候補としてピックアップ、
ショールームに相談して「LBX9492」がいいとのアドバイスを頂きました。
「LBX9492」も「トップコート」「表面強度アップ」「抗菌」機能付きです。
特に写真は載せません、実にフツーです、他の個性派たちを引き立たせてくれております。
リリカラの量産クロスを選んだことで、大幅なコストカット、かつ満足のいく見た目と機能が得られました
オススメです
次回は、他の壁材、特に「エコカラット」について技アリの施工方法などを書きますよー、お楽しみに
読んで下さり、ありがとうございます!
私がリノベーションするにあたり、
購入したものをまとめたROOMを作りました。
少しずつ増やしていく予定です。
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