こんにちは、リノベーゼです。
前回のブログで、マンションの天井を抜いた件について書きました。
その中で、ロフトの新設についても少し触れましたが、
今回はもう少し詳しくロフト設計の裏技?についても書きますね。
今日の内容は、一戸建てにロフトを考えている方や、
既にロフトがあるけれども使い勝手が良くない、と言う方にもご参考になるかと思います
ロフトとひとくちに言っても、
・下の部屋から見える開放的なタイプ と
・壁に囲まれていて下の部屋から見えないタイプ がありますし、
何のためにロフトを造るのか、の目的も
・とにかく収納場所が欲しい ケースと
・子供の遊び場 や
・子供や来客の寝室 にしたい、とか
・下から見える解放感+収納場所が増えれば、 とか
色々あって、それによっても造り方が違ってきますよね。
我が家の場合は、前回ブログに書いたように、
バリアフリー用に全体的な床上げをすると閉塞感が出てしまうので、
それを解消する=開放感が欲しいと言う目的が第一で、
それプラス、普段使わない物の収納場所、
そしてダンナ様のコレクションルームにしたい、と考えて造りました。
ですが、収納を目的のひとつにする場合、
ロフトはどうしても昇り降りが生じますので、
あまりしょっちゅう使う物の収納場所としては適していません。
また、ハシゴ等で昇り降りすると、大きな物や重たい物では危険です。
さらに、年齢が上がると我が身ひとつの昇り降りでも段々つらくなります。
以上のようなことから、ロフトを造ったはいいけれど、
最初のうちは子供も喜んだけど、そのうち全然使わなくなった、
なんて話は、ロフトあるある、ですよねー。
そこで
我が家が採った対策は、
階段箪笥 です!
これならば、かなり先々まで比較的楽に昇り降りが出来ます
ちょっとムズカシイ建築基準法の話を書きますと、
「ロフト=小屋裏物置」として認められる(二階扱いにならない)ための
要件がありまして、
そのひとつは、ロフト用ハシゴは固定してはいけない、
(自治体によって違いますが)階段にしてはいけない、 のですね。
ロフト階段OKの自治体もありますが、その場合も建築基準を満たさないといけないので、
幅75cm以上にせねばならないなど、場所をとってしまいます。
ですが、ではそもそも「階段」とは何ぞや、と言う定義の問題になってきて、
実は「階段箪笥」はタンスであって階段では無い、のでありますですよ
フリーなコウモリの様な存在、階段箪笥。
さらに、階段箪笥にすると、昇り降りが楽になるだけではなく、
リビングに収納が増える、と言う利点もあります。
写真一番左の縦長の扉には掃除機やモップなど長目の物を収納しています。
我が家は、こちらでオリジナル階段箪笥、ロフティを作って頂きました。
金額は材料に比例するだけで、特別なカスタマイズ費用は発生せず、
ホームページにいくつか実例金額が明記してあったのと、
東京青山にショールームがあって、実物を見ることが出来たのが安心でした。
奥行=階段幅は我が家のロフティは50cmですので、さほど部屋を占領することもなく、
50cmあれば昇り降りには支障ありません。
蹴上=1段の高さや、踏面=足を置くところ、のサイズも自由に調整可能です。
担当者さんが親切で、マンションリノベのグチを聞いて頂いたりしましたし、
我が家はホコリ掃除がイヤなので、ほぼ全部に扉や引出しを付けましたが、
なるべく安くなるよう、4段で1枚の扉にするなど、アドバイスしてもらえました。
手すりの柱が3段目に付いているのも、減額出来ますよ、と聞いてのことです。
ちなみに、真ん中右寄りの正方形の空間には、光回線の終端装置を置きます。
ダンナが、扉を付けると熱がこもるので良くない、と言い張り、
かたや私は終端装置や何やかやのコードやコンセントが丸見えになるのは
と言うことで、ワタクシ、ちょっとした発明をしてしまいました
ロフティ背面が接する壁に、リフォーム業者さんにマルチコンセントを設置してもらい、
(ロフティそのものにコンセントを付けることも出来ますが、この方法の方が簡単で安く済みます)
ロフティと同じ材料で、スペースの内側にピッタリ嵌まる逆凹形の板を特注したのです↓
どーです??
見苦しいマルチコンセントも、長いコードもスッキリ
板は、板自体の厚みと摩擦力で自立しています。
「ゲタ形隠し板」として特許でも取ろうかしらーー
勿論、ハシゴと比べれば、ロフティは高くつきます。
でも、せっかくロフトを造って宝の持ち腐れになるよりは、
ロフトの利点を活かせるいい買い物だったと思っています。
ロフティのホームページだと、単なる白いカラーボックス的に見えますが、
実物はもっと見映えがしてリビングの主役になります。
勿論、ヒトが昇り降りするための強度もしっかりしています。
オススメ致しますよ~
(別にここの回し者じゃーありませんよ、単なる客です(笑))
あとですね、まだ他にも、ロフトに関するマイアイディアがありましてね
ロフトの平面形状なんですが、
皆さんふつー、目一杯拡げて↓こういう形に設計しますよねぇ。
でも、開放型のロフトなら、ロフト本体の広さを抑えてでも↓こうした方が、
右奥(や左奥)の部分に見苦しい物を収納して、
ロフト本体の所は綺麗に保っておけると思うのです!
(ロフトの横壁に収納を作るよりも大物が置けます)
我が家はこのL字形ロフトにして、
ロフト本体にはダンナ様のコレクションケースを陳列しております。
収納部の入口はカーテンか暖簾かロールアップブラインドか何かで隠す。
我が家は簡単に白いシンプルなレース布を押しピン留めしています。
ロフティから登ってきた時、余計な物が目に入らず、全然違いますよ~
次回のブログでは、中古マンションリノベーションにおける「床問題」について書きますね。
お楽しみに~
私がリノベーションするにあたり、
購入したものをまとめたROOMを作りました。
少しずつ増やしていく予定です。
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