小樽の寿司屋、おたる政寿司の三代目の中村圭助です。
幻の鮭、鮭児(けいじ)
北海道では、鮭の最盛期に入りました。この時期に1万本に1本という割合で取れるのが、鮭児(けいじ)という鮭です。
最近はテレビでも話題にはなっているので有名になってきました。お客さんに「鮭児ある⁇」とたまにきかれます。
今時期とれる鮭は、産卵で戻ってきている鮭です。卵をもっているので、身はパサパサしてます。鮭児は若者の鮭なので、まだ卵をもっていません。だいたいで二年魚といわれています。顔だけみても雄か雌かもまだわからない状態です。
若者の鮭だから、脂がのっていて美味しいんです。
初夏にとらる「トキシラズ」も同じ原理です。
ただ鮭児が美味しい理由はもう一つあるのです。これは以外と知られていませんよ‼︎
出身地がアムール川ということ。
アムール川は流氷をつくることで有名な川、水温が低いし、産卵場所まで距離もあります。そのため、通常の川に戻る鮭はよりも栄誉をタップリ蓄えていかないとダメなんです。アムール川に戻る鮭は通常の倍近くの脂がのっているんです。
だから、うまいっ‼️
ということ
近年、鮭児の数はすごく少なくなってきています。当然価格もありえないくらい高い‼︎
でも、うまいっ‼︎
だから、お店では少ないのですが仕入れるようにしています。
まだ一本しか買ってないけどね^_^